ライプツィヒ到着ポツダム郊外にあるプロイセン王フリードリヒ2世ゆかりのサンスーシ宮殿を見て歩き、バスに乗って出発。近くにある湖の畔のレストランで昼食だ。メニューはトマト・スープ、サラダ、カワカマスのグリルとアイスクリーム、それにビールだ。カワカマスとビールがぴったりだったね。食事の後は湖畔の散歩だ。個人旅行だったら今日の午後の予定は無しにして、湖畔でのんびりしたかもしれない。でも、今回の旅はツアー。のんびりとはさせてもらえないみたい。
湖畔のレストランからツアーのバスに乗って出発。走ること2時間ほどで到着したのがライプツィヒ。ドイツの首都ベルリンからは南西に 120kmほどのところにある、人口50万人あまりの街だ。(上の略図を参照。)
ライプツィヒの旧市庁舎このライプツィヒの街は、元々はスラヴ系の人々の集落だったらしい。しかし、やがて神聖ローマ帝国を代表する商業都市となっていった。そんな商業都市の中心にあるのがマルクト広場。マルクトとは市場のことなんだそうな。今でもここで定期的に市が開かれるらしい。
そんなマルクト広場に面して立つのが、上の画像にあるライプツィヒの旧市庁舎。西暦1557年に完成した建物なんだそうな。そんな歴史ある旧市庁舎を西暦1723年にある著名な人物が訪れた。
ライプツィヒに立つゲーテの像歴史ある旧市庁舎の脇を歩く。下の画像の右手に見えているのは旧市庁舎、左手の奥には証券取引所がある。そして下の画像の右端近くに見えているのが、ゲーテの像なんだ。
ドイツを代表する、いや世界でも名だたる文豪ゲーテは、西暦1765年にライプツィヒにやって来た。西暦1409年に創設されたライプツィヒ大学で法律を学ぶ為にね。但し、その3年後には病の為に故郷のフランクフルトに戻ってしまったんだけどね。
印刷・出版の街だったライプツィヒそんなライプツィヒで私が買った土産物が下の画像。横に見えているペンのキャップと比較すれば大きさがわかるけど、ミニチュアの本なんだ。それも本物の革表紙で、しっかりしたケースも付いている。もちろん各ページには文字も印刷されている。この本のタイトルは「ファウスト」。文豪ゲーテの代表作の一つだよね。あいにくドイツ語で印刷されているから、私には読めないんだけど。
ところで、歴史ある商業都市だったライプツィヒは、印刷・出版においても名高い街だったそうな。西暦1481年に本の印刷が始まったらしい。本の市も開かれていたんだって。その背景としては、神聖ローマ帝国の中では検閲などの出版に関する制約が厳しくなかったということがあったとか。
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