東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記「旧東ドイツの旅」

h4. プロイセン王国とナポレオン戦争

略年表 プロイセン王国とナポレオン戦争 18世紀から19世紀初

  • 1701年、スペイン継承戦争においてハプスブルク家の皇帝を支援することを条件に、プロイセンが王国に昇格することが認められ、ホーエンツォレルン家のブランデンブルク選帝侯・プロイセン公フリードリヒ3世が初代プロイセン王フリードリヒ1世となった。

  • 1713年、ベルリンにシャルロッテンブルク宮殿が完成。

  • 1740年、フリードリヒ2世(後に大王と称される)がプロイセン王に即位した。

  • 1740年から1748年、ハプスブルク家のマリア・テレジアの登場を機にオーストリア継承戦争が勃発。1748年のアーヘンの和約により、プロイセン王国はシュレジェンを確保した。

  • 1747年、フリードリヒ2世が夏の離宮として建てたサン・スーシ宮殿が完成。この年、名高いバロックの音楽家バッハがフリードリヒ2世に謁見しているらしいんだけど、この宮殿でのことだろうか。

  • 1756年から1763年、七年戦争。オーストリアがシュレジェンをプロイセン王国から取り戻そうとした戦い。この戦争が始まった1756年にプロイセン王国軍はザクセン公国のマイセンを占領している。その際、マイセン磁器の職人たち連れ帰り、ベルリンでも磁器の生産を始めたんだそうな。

  • 1763年、フベルトゥス条約により、プロイセンによるシュレジェン領有が確認された。

  • 1772年、第1次ポーランド分割に参加。

  • 1786年8月16日、ポツダム郊外のサン・スーシ宮殿においてプロイセン王フリードリヒ2世(大王)が死去。

  • 1789年、フランス革命勃発。

  • 1791年、プロイセン王国の首都ベルリンにブランデンブルク門が完成した。

  • 1793年、第2次ポーランド分割に参加。

  • 1793年10月16日、ハプスブルク家出身のマリー・アントワネットが処刑された。(同じ年の1月には、フランス国王ルイ16世が処刑されていた。)

  • 1795年、第3次ポーランド分割に参加。

  • 1804年、フランス皇帝ナポレオンがパリで戴冠。

  • 1806年8月、神聖ローマ帝国解体。

  • 1806年10月、プロイセン王国軍がイエナ・アウエルシュタットでナポレオン軍に敗退。

  • 1806年10月27日、フランス皇帝ナポレオンがプロイセン王国の首都ベルリンに入城。このときブランデンブルク門の勝利の女神像をパリに持ち帰った。

  • 1807年7月9日、ティルジットの和約。エルベ川以西の地はナポレオンの弟であるジェロームのヴェストファーレン王国に与えられた。

  • 1807年10月、プロイセンにおいてシュタインが主席大臣に就任し、改革を始めた。後にナポレオンの圧力によりシュタインは退陣させられるが、ハルデンベルクが改革を継承した。

  • 1812年、フランス皇帝ナポレオンのモスクワ遠征。しかし、ロシアの英雄クトゥーゾフ将軍が決戦を回避したため、冬将軍に敗れてナポレオン軍は壊滅。

  • 1813年10月18日、ライプツィヒ郊外でプロイセン・オーストリア・ロシア・スウェーデン軍がナポレオン軍を破った。

  • 1814年から1815年、フランス皇帝ナポレオンが退位し、ウィーン会議が開催された。その結果、プロイセン王国はザクセンの北部を支配下に入れ、ライン川流域にも勢力を拡大した。他方でオーストリアはベルギーとドイツ南部を失ったが、イタリア北部にあるロンバルディアとヴェネツィアを手に入れた。

  • 1815年6月8日、ドイツ連邦成立。オーストリア王国、プロイセン王国、ザクセン王国、バイエルン王国など39の主権を持つ領邦の連合体だった。

  • 1815年6月18日、ワーテルローの戦いでナポレオンが敗北し、百日天下が終わった。セント・ヘレナ島に流された彼は、その地で1821年に死去。その遺体は後にフランスの首都パリアンヴァリド(廃兵院)に安置された。


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