東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

モン・サン・ミシェル と サン・マロ
(フランス)


1995 年 5 月
p. 6/11


6. モン・サン・ミシェルを食べる

城門近くの土産物屋街を歩く。その名は「グラン・リユー(大通り)」。といっても道幅は 2 メートルほどだ。私が知る限りでは、最も狭い「大通り」だ。

プラールおばさんのクッキー その大通りの中の土産物屋でクッキーを買った。右の画像が、その入れ物だ。

ラ・メール・プラール La Mere Poulard と書いてある。家内に聞くと、「プラールおばさん」という意味なのだそうだ。

他にめぼしい土産物もなく、やむなく買ったものだが、非常に美味かった。もっと買っておけばよかったと後悔しても、あとの祭りだ。




城門の近くのホテルの中に、島の名物のオムレツを食べさせるレストランがある。

その名もラ・メール・プラール。クッキーを作った「プラールおばさん」だ。モン・サン・ミシェル名物のオムレツを考案したのも彼女なのだそうな。

モン・サン・ミシェルのオムレツ その調理の現場を写真に撮り(右の画像)、 2 階のテーブルに落ち着く。

周囲の壁には、世界の有名人の写真が飾ってある。中には中国の周恩来氏の写真もあった。この店で彼もオムレツを食べたらしい。

やがて出てきたオムレツは、フワフワのスフレのようだ。しかし、決して美味いものではない。味の無い泡を食べているようなものだった。

フランスへ行く度に思うことがある。イギリスのものと比較して、フランスのオムレツやオニオン・スープは非常に美味い。基本的には ... 。

しかし、この名物オムレツは、例外的にイギリスのオムレツと互角に争えるしろものなのだ。それが名物となるところが、ラ・メルヴェイユ(驚異)。

(不味いから名物なんやろか。このあたりに観光に来ることの多いイギリス人の舌にあったとか ... 。)

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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