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東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
イングランド南部の旅(イギリス)
1994年4月
09. ディール城
カンタベリーの街を出発した私たちは、ひたすら南に向かう。英仏海峡にぶつかり、東へ。
やがて、海辺の街にあるディール城に到着。
エリザベス1世の父であるヘンリー8世によって築かれた城だ。
右上の画像ではわからないが、バラの花(あるいはクローバーの葉)のような形の城砦は、深い空掘りに囲まれている。
イギリス国教会を組織したことにより、イタリアのローマに拠点を置くカトリック教会との関係を悪化させたヘンリー8世は、カトリック諸国が侵攻して来ることを懸念し、海岸の防備を固めるために、この城を築いた。また、ヘンリー8世は近くのウオーマーの街にも城を築いている。
そんな彼の懸念もあながち妄想とはいえない。ディールの海岸(下の画像)からは古来より侵略者が上陸している。古代ローマのシーザーや、ヴァイキングもここから上陸したといわれている。
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