東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記「エーゲ海の旅(ギリシャ)」

06. サントリーニ島の夕陽の名所 イア

夕方の昼寝を後悔 ・・・

エーゲ海のリゾート地として名高いサントリーニ島の心地良い風を感じながら、ホテルの部屋でお昼寝。目覚めた後、夕方の6時過ぎには部屋を出て、フロントでタクシーを頼んだ。三日月形をした島の北端の街イアへいくつもりなんだ。ガイドブックによれば、島で最も美しい夕陽をそこで見ることが出来るらしい。

今日は天気も良い。ホテルのロビーで待つ私たちの期待は高まる一方だ。が、待てど暮らせどタクシーは来ない。フィラの街を歩いた後、ホテルのプールで泳ぎ、部屋で昼寝をしたのがまずかった。あの後すぐにイアへ行くべきだったんだ。

結局、ホテルの前でタクシーに乗り込んだのは7時前。こんなんでイアの夕陽に間に合うんだろうか。さ、急いで行ってくれ。ところが、タクシーはフィラの街のタクシー乗り場で停車。何事なんだ。女性客二人が乗り込んできた。ギリシャでは普通の相乗りだね。やはり夕方の昼寝が余計だった。

イアの街に到着

フィラから北へと向かう丘の上の道を走るタクシーの窓から、真っ赤な夕陽が水平線に近づいていくのが見える。お、お、もうちょいとゆっくり沈んでくれ。太陽を気にしつつ、相乗りの女性2人に声をかける。オーストラリアから来たという彼女たちも、イアの夕陽を見に行くんだそうな。

サントリーニ島(ギリシャ)にある夕陽の名所イアで見た青いドームの教会

7時10分頃にはイアの街に到着。が、街の通りが狭い為に、タクシーは中には入れない。街はずれのタクシー乗り場で降ろされた。夕陽を見る為には、ここから丘の上まで登らなきゃいけない。細い道を足早に登っていく。が、こんな時に限って私たちの前をゆっくりと歩く人たちがいるんだ。(上の画像はイアの街で見た青いドームの教会。)

イアの夕陽に間に合わず

やがてサントリーニ島の夕陽の名所イアの街の丘の上に到着。そこで見た風景が下の画像なんだ。

サントリーニ島(ギリシャ)にある夕陽の名所イアで見た風車

夕暮れに浮かび上がる風車のシルエットが残光に浮かび上がる。が、夕陽は ・・・ 既に沈んでしまっていた。ようやくたどり着いた夕陽の名所イア。でも、私たちはその名高い夕陽を見逃してしまったわけだ。それでも夕暮れのイアの風景は忘れられないほどに美しくはあったよ。( ・・・ 負け惜しみ ・・・ 。)

イアからの帰りに白タクに乗ってしまった

夕暮れの残光に浮かび上がるイアの眺め(下の画像)を楽しんだ後、丘からの道を下り始めた。いく筋もの細い道が丘を下っているんだけど、どの道も大勢の人々が歩いている。イアの眺めを堪能した人々がホテルに帰っていくわけだ。

サントリーニ島(ギリシャ)にある夕陽の名所イアの風景

ともかくはさっきタクシーを降りた場所まで下ってきた。そこで待てばタクシーに乗ることが出来るかもしれない。 ・・・ という考えはとんでもなく甘かったんだ。小さなサントリーニ島のタクシーのキャパは、イアに向かう人々を運ぶのにパンクしていたわけだけど、夕陽を見た人々をホテルに送る際にもパンクするわけだよね。

既に暗くなったタクシー乗り場の周辺には、多くの観光客が集まっている。広場の片隅にあった旅行業者らしい店に入り、タクシーを呼べないかと頼んでみる。店の男性がどこかに電話をかけてくれた。が、そのうちにタクシーが何台か来るからそれに乗れ、との彼の答。有り難いが当てにはならない。待つしかないね。

1台のタクシーがやって来た。これだと思い、その車に近づく。が、その中には乗客。礼儀正しく先客が降りるのを待つ。が、彼らはここで降りるわけではなかった。運転手が相乗りの客をさがしに来たのにつきあわされただけだった。しかも、礼儀正しく先客が降りるのを待っていたのは私だけだった。周囲にいたライバルたちは礼儀も何もなく、我先にと運転手と交渉を始めていた。遠慮をしてしまった私の出る幕はない。

その後は1台のタクシーも来ない。はてさて、どうしたものか。そこへ1台の車がやって来た。明らかにタクシーではない。が、タクシー、タクシーと周囲の人々に叫んでいる。誰も相手にしない。そりゃそうだ。もう見ても白タクだものね。

とはいえ、このままここで待っていても埒があかない。意を決した私は、白タク氏に近づき、泊まっているホテルまでいくらかと訪ねた。日本円にして千数百円との答。覚悟を決めて家内と二人で乗り込んだ。

が、白タク氏はすぐには車を出さない。相乗りの客を探している。そこへドイツ人らしい女性2人が交渉にやって来た。しかし、不成立。次にアジア系の女性2人。英語で白タク氏との交渉をまとめ上げ、車に乗り込んできた。彼女たちの英語の発音から考えるに、間違いなく日本人だね。

走りだした車の中で相乗りの女性2人に日本語で話しかけた。東京のOLらしい。3週間の休暇を取り、2人でトルコとギリシャを回っているんだそうな。まず先に彼女たちのホテルに到着。やがて私たちのホテルで下車。約束の料金を支払う。私たちは白タクには乗らないことにしている。危ないことも有り得るからね。でも、今日ばかりは乗ってしまった。

ホテルのフロントで鍵を受け取る。それからホテル内のレストランで遅い夕食だ。地元のワインとコース料理を注文。前菜よりも先にメインが出てくるという笑える失敗もあったけど、味は悪くなかった。豆のスープ、サラダ、アスパラのパイ、サーロピン・ステーキ。デザートにブドウとアイス・クリーム。そしてコーヒー。部屋に戻った時には10時を過ぎていた。


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