東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

エーゲ海の旅 
サントリーニ島・ロードス島・クレタ島
(ギリシア)  1998年9月


07. 日没のイア(サントリーニ島)

ホテルでタクシーを呼んだのが 6 時過ぎ。しかし、待てど暮らせどタクシーが来ない。

次第に心配になる。せっかくの夕陽を見逃してしまうじゃないか !! サントリーニでも最も美しいと有名なイアの街の夕陽を見に行きたいんだよお。

結局、タクシーが来たときは 7 時近い。遅い !! と文句を言っている場合ではない。ともかくイアの街へ急いでくれ。

ところが、私たちを乗せたタクシーは途中で横道に入り、フィラの街に入っていく。タクシー乗り場に停車した車には、オーストラリアの女性二人が乗り込んできた。相乗りというわけだ。ギリシアでは珍しくないけどさあ、 ... 。

イアの街に到着

夕方のイア ともかくもイアの街に到着。

夕陽を見ることの出来る丘に向かって、私たちは坂道を登る。

だが、こんなときに限って、のんびりのんびり歩く奴らが道をふさいでいるんだよなあ !!

やがて、観光客の大群が反対方向から歩いて来始めた。状況から考えるに、夕陽のショーが終わってしまったということだ。せめて夕焼けの名残でも見たいと、私たちは街のはずれに向かって歩き続ける。

夕陽に染まる風車

やがてサントリーニの北の端にあるイアの街のそのまた北のはずれに到着。夕陽そのものは見損なってしまったが、わざわざ来ただけのことはあった。赤く染まった西の空。浮かび上がる島のシルエット。そして、夕焼けに染まる風車。

夕陽の風車

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




充分に景色を楽しんだ後、ホテルに戻るためにイアの街はずれの広場まで歩く。

白タク

広場には観光客が群れをなしていた。路線バスは、停車した途端に超満員となる。ときおりやってくるタクシーは奪い合いだ。

近くにある店の兄貴に頼んで、タクシーを呼んでもらった。しかし、その兄貴が言うには、「そのうちタクシーが数台やって来るから、それに乗れ」。

そりゃそうだろうよ。しかし、それではタクシーを頼んだ意味が無い。と、思いつつも礼を言って広場に戻る。そのうち、なんとかなるだろ。

やがて、広場の中央に白い車がやってきた。大きな声で客を誘っている。

明らかに白タクだ。しかし、広場に集まっている観光客達は、警戒しているのか、誰も乗ろうとしない。

意を決した私は運転手に近づき、「ホテルまでいくらだ ?? 」 と尋ねた。 3,000 ドラクマ ( 1,400 円 ) だとの答え。相手は白タクだ。問題は料金ではないのだが、...「乗るよ」 と答え、家内を呼んで車に乗り込む。

しかし、運転手はすぐには車を出さない。相乗りの客を求めて声をかけている。それに応えて乗り込んできたのが、東京の OL 二人組。 3 週間の休暇を取って、トルコとギリシアを回っているらしい。

先に東京の OL たちのホテルに立ち寄り、やがて私たちのホテルに到着。長い一日だった。ホテルのレストランで食事をすませる。

さて、明日は何をしようか。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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