東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記「エーゲ海の旅(ギリシャ)」

10. ロードス島に到着

聖ヨハネ騎士団ゆかりのロードス島に向かう

エーゲ海でも名高いリゾート地とされるサントリーニ島。その中でも観光化されていない場所とされるピルゴス村からタクシーでホテルに戻ってきた時には夕方になっていた。そのホテルのカフェでひと休みした後、預けておいた荷物を受け取り、再びタクシーに乗り込んだのは18時過ぎだった。

エーゲ海とロードス島の略図(ギリシャ)

向かったのは空港。今夜の飛行機に乗り、ロードス島(上の略図を参照)に向かうことになっているんだ。塩野七生さんの小説「ロードス島攻防記」を読んで以来、ずっと行きたかった島。その島にようやく、ようやく行くことが出来るんだ。

ホスピタル騎士団あるいはマルタ騎士団などの名でも知られている聖ヨハネ騎士団がロードス島を制圧したのは西暦1308年のことだった。ローマ教皇クレメント5世が聖ヨハネ騎士団のロードス島領有を認めたのはその翌年のことだったけどね。

その後も聖ヨハネ騎士団は地中海においてイスラム教徒との戦いを続けていくんだけど、その本拠となっていたのがこのロードス島だった。ところが、西暦1522年にオスマン・トルコ軍がロードス島に侵攻。騎士たちは激戦に耐え抜いたけれども、結局は島を引き払うことを余儀なくされた。そんな戦いの舞台となった島に行こうというわけだ。

余談ながら、ロードス島を失った聖ヨハネ騎士団は、やがて皇帝カール5世からマルタ島を与えられた。そこを本拠としてイスラム教徒との戦いを続けたんだ。そして西暦1565年にはオスマン・トルコ軍がマルタ島に侵攻。しかし、騎士たちはマルタ島を守り抜くことに成功し、要塞都市ヴァレッタを建設している。とはいえ、後にマルタ島をナポレオンに奪われた騎士団は本部をローマに移さざるを得なくなったんだけどね。

ロードス島に到着

そんなわけでロードス島に向かう私の期待は高まる一方だった。が、まずはサントリーニ島の空港で飛行機に乗らなきゃね。空港でオリンピック航空(ギリシャの航空会社)のロードス島行きの飛行機のチェック・インが始まったのは19時半だった。

チェック・インを済ませ、荷物を預けたら、次は手荷物検査を受け、搭乗待合室に向かうよね。ところが、チェック・イン・カウンターのおばさんは、指示があるまで待っていろという。というのも、空港ビルの中は人、人、人で大混雑。出発ロビーも大渋滞みたい。ロードス島からヨーロッパ各地に向かう飛行機の出発便が19時台に集中しており、その為に多くの旅行者が空港に押し寄せているらしい。

仕方ない。その場で大人しく待つ。が、一向に私たちの便の呼び出しが無い。しびれを切らせ、同時に不安を感じて手荷物検査の入口へと向かい始める。ちょうどそこにアナウンス。ギリシャ語に続いて英語。私たちの乗る飛行機の乗客の番が来たみたい。手荷物検査を受け、搭乗待合室に入る。そこでまた待てとのこと。

結局、飛行機に乗り込み、離陸した時には21時を過ぎていた。飛行時間30分ほどでロードス島の空港に着陸。預けておいた荷物を受け取り、タクシーに乗りこみ、30分ほどでホテルに到着。このロードス島のホテルには3泊の予定だ。

既に夜も更けている。部屋に入ってすぐにでも眠れば良さそうなもんだ。が、ホテルのチェック・インの際の説明によれば、バーでウェルカム・ドリンクのサービスがあるらしい。じゃ、ちょいと一杯ひっかけてから眠ることにするか。家内と2人でホテルのバーに入る。カウンターの椅子に腰を下ろし、カクテルとスコッチ。1杯のつもりが、2杯、3杯となり、部屋に戻った時には24時を過ぎていた。

ロードス島の朝

そして翌朝は7時半に目が覚めた。昨夜の夜更かしにもかかわらず、意外に早起きだね。まずはホテルの部屋のテラスに出る。そこからの眺めが下の画像だ。

ロードス島(ギリシャ)のホテルの部屋からの眺め

憧れのロードス島の観光の初日なんだけど、天気はまずまずかな。が、その前にちょいとやることがある。汚れた洗濯物を袋に放り込み、ホテルのクリーニングに出さなきゃね。朝の9時までに出せば、翌日の午後には出来上がる。明後日の午前中に出発予定の私たちとしては、明日のうちに受け取りたい。今朝の9時までにクリーニングに出す必要があるんだ。

まずは朝食

次は食事だ。昨夜はサントリーニ島から飛行機でロードス島に移動してきたし、到着が遅かったこともあって、夕食を省略してしまった。ホテルのバーで飲むだけ飲んで、眠ってしまったんだ。家内は夜中に空腹で何度も目が覚めたんだそうな。

ロードス島(ギリシャ)のホテルの部屋で朝食

というわけで、今朝はしっかりと食べた。その様子が上の画像なんだけど、部屋に食事を運んでもらったんだ。量もたっぷりのコンティネンタル・ブレックファスト。私としてはロンドンパブで食べるようなイングリッシュ・ブレックファストが好きなんだけど、空腹のおかげで何でも OK だった。お腹が満足したところで、身支度をして、いよいよロードス島の観光だね。


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