東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
エーゲ海の旅
サントリーニ島・ロードス島・クレタ島
(ギリシア)
1998年9月
1998年10月03日
29. ビーチ(クレタ島)
7 時に目がさめる。まずはバンガローのテラスで煙草を一服。ホテルの砂浜(下の画像)では、早くも泳いでいる人たちがいる。
その中の一組に驚かされた。赤ん坊を連れたトップ・レスの母親だ。それもすこぶる美人と来ている。これはエーゲ海の聖母マリアだ。
エーゲ海のリゾート地ではトップ・レスは珍しくもない。それでも当方は全く見慣れることがないのは、不徳の致すところか...。
ジェット・スキーに挑戦
食事のとき以外は海辺で過ごし、4 時に出航予定のサンセット・クルーズを待つ。しかし、クルーズはキャンセルされたとホテルから連絡があった。今日は波が高すぎるのだそうだ。
予定がキャンセルとなり、時間が余ってしまった。ふと船着場の横にあるジェット・スキーに目が止まる。せっかくの機会だからジェット・スキーに挑戦してみよう。
まずは係に渡されたライフ・ベストを着込む。続いて操作方法の説明だ。よくわからんが、ママさんバイクのようなものらしい。(もちろん、ジェット・スキーに乗るのは初めての経験だ。)
ハンドルの右手にはアクセル、左手にはエンジンのスターターがある。その隣には小さなボタン。そのボタンには自分の左腕に結びつけた紐の先端の金具を挟み込むようになっている。つまり、もし転覆して海に投げ出され、そのボタンから金具が外れればエンジンが停止する仕組みになっているらしい。
係の若者が支えるジェット・スキーに、まず家内が乗り込む。続いて私が乗り...込もうとした瞬間に転覆しそうになった。係の若者の顔が曇る。「本当に初めて乗るのか ?? 」 「その通り。正真正銘の初めてだ !! 」
エンジンをかけて前進を始める。意外に難しい。初めてというのに二人も乗っているものだから、バランスが不安定なのだ。それでも、なんとか防波堤に囲まれた港の出口を出ることが出来た。
外海に出た...途端に大きな横波を受けて転覆 !! 家内と私は海中に投げ出される。ライフ・ベストのおかげで沈むことはないが、家内はパニックを起こしている。片手でジェット・スキーを支えながら、もう一方の手で家内を押し上げる。安定を損なわないように私もジェット・スキーに乗り込む。
「 もう帰ろうよお !! 」 と叫ぶ家内を制して、「 もうちょっと練習 」するうちに少しづつなれてきた。最後は家内がハンドルを握って港に戻っていった。
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