ミラノ到着このコーナーは私たちの初めてのイタリア旅行の旅行記なんだ。初めてのイタリア、となればまずはローマかなと思うよね。でも、ロンドンのガトウィック空港(ヒースロー空港じゃないよ)から乗った飛行機が降り立ったのはジェノヴァだった。そこから鉄道を利用してイタリア北部を旅して周ろうというわけだ。初めてのイタリアで、個人旅行で、しかもイタリア語もわからないくせに、ちょいとばかり無謀だったかもしれないね。
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ジェノヴァ(上の略図を参照)の空港に着陸したのは13時過ぎだった。すぐにタクシーに乗り込み、ジェノヴァ・ピサ・プリンツィペ駅へと向かう。ジェノヴァには主要な駅が二つあるんだけど、各々から出発する列車は行き先が異なっている。間違えないようにしないとね。
ミラノのドゥオモ(大聖堂)駅からタクシーでホテルに到着。チェック・インを済ませ、荷物を部屋に置き、再び出かける。まずはミラノ市内を観光したいよね。
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ともかくやってきたのはドゥオモあるいは大聖堂(上の画像は kaoringo さんから戴いたもの)だった。その幅は 92メートル、奥行きは 158メートル、高さは 108メートルという巨大な建物だね。この建物の上には135本の尖塔が立っている。その最も高い先頭の上には、金のマリア像が輝いている ・・・ らしい、よく見えないけどね。
ドゥオモの内部14世紀後半に建設が始まったミラノのドゥオモ(大聖堂)なんだけど、最終的に完成したのが西暦1965年のことなんだそうな。建物の建設もだけど、その内部の装飾などにも手間隙・時間がかかったらしい。(下の画像は内部の様子。)
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ちなみに、西暦1804年にフランス皇帝となったナポレオンは、このミラノのドゥオモ(大聖堂)の建設工事を急がせている。というのも、彼はここでイタリア王として戴冠するつもりだったんだ。その後、西暦1805年に彼はここでイタリア王として戴冠している。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリアミラノのドゥオモ(大聖堂)の前のドゥオモ広場に入口があるショッピング・アーケードが、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリアだ。下の画像に見えるように、鉄とガラスの屋根に覆われているんだけど、完成したのが西暦1877年という歴史あるアーケードなんだそうな。
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ちなみに、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世というのは、西暦1861年に成立した近代統一イタリア王国の初代国王の名前。西ローマ帝国の滅亡の後、イタリアはいくつもの国に分かれていた。そんなイタリアを統一して成立したのが、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のイタリア王国だった。ちなみに、イタリア統一前の彼はサルディニア王だったんだけど、このミラノは西暦1859年にサルディニア王国に割譲されている。イタリア王国成立の2年前のことだね。
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