東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記「ローマとポンペイ(イタリア)」

03. ローマのコロッセオ(円形闘技場)

フォロ・ロマーノで見たコンスタンティヌスの凱旋門

サン・ピエトロ大聖堂に続いてやって来たのはフォロ・ロマーノ。永遠の都と称されるイタリアの首都ローマの中でも、古代ローマ帝国の中心だった場所だよね。

ローマのフォロ・ロマーノにあるコンスタンティヌスの凱旋門(イタリア)

そんなフォロ・ロマーノで見たのが、例えば上の画像にあるコンスタンティヌスの凱旋門。古代ローマ帝国の皇帝コンスタンティヌスが建てさせた凱旋門だね。その他にも、ここにはシーザー(カエサル)初代皇帝アウグスティヌスゆかりの場所など、多くの見所がある。今回の旅ではあちこち見て歩くことも出来ないんだけどね。

ローマのコロッセオ(円形闘技場)

フォロ・ロマーノで見落とせないのが、下の画像にあるコロッセオ(円形闘技場)かな。西暦75年(諸説あり)に建設が始まったらしいから、日本の弥生時代のものということだね。(下の画像はそんなコロッセオの外壁の様子なんだ。)

ローマのフォロ・ロマーノの傍らにあるコロッセオ(円形闘技場)の外壁(イタリア)

実を言えば、古代ローマ帝国時代の円形闘技場はヨーロッパのあちこちに残っている。例えば、フランス南部プロヴァンス地方の街ニームアルルにも円形闘技場があるんだ。でも、何と言っても、ローマのコロッセオは別格だよね。(ついでながら、ニームは古代の水道橋ポン・デュ・ガールが水を供給していた街だし、アルルは画家ゴッホが愛した街だね。)

コロッセオ(円形闘技場)の観客席

そして下の画像がコロッセオ(円形闘技場)の観客席の様子なんだ。とても2千年近く前のものとは思えないよね。少なくとも私が住む市の現代の市営球場よりもはるかに立派だな。

ローマのフォロ・ロマーノの傍らにあるコロッセオ(円形闘技場)の観客席(イタリア)

この古代ローマのコロッセオの収容人員は4万5千人ほどだったとされている。言ってみれば、弥生時代に現代の東京ドームと同じような規模のスタジアムがあったということだよね。

コロッセオ(円形闘技場)の底部

そして下の画像がコロッセオの底部、言ってみればグラウンドあたりを眺めた画像なんだ。画像の右奥のゲートの上に観光客が立っているのが見えるかな。その小ささがコロッセオの大きさを物語るよね。

ローマのフォロ・ロマーノの傍らにあるコロッセオ(円形闘技場)の底部(イタリア)

このコロッセオの長径は 188メートル。対する東京ドームのホームベースからセンターのフェンスまでの距離が 122メートル。東京ドームの高さは 56メートル。対するコロッセオの高さは 48メートル。巨大さにおいては互角と言って良いかな。

とはいえ、コロッセオで多くの人々が見物していたのは、野球ではなく、剣闘士たちの殺し合いだった。キリスト教徒をライオンなどの猛獣に襲わせる見世物もあったとも言われていたけど、その確証は無いらしいよ。


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