ローマからポンペイ遺跡に向かう旅の3日目。6時半に起床。ホテルの部屋のテレビで観たイタリアの天気予報によれば、今日のポンペイ遺跡付近の天気はかなり悪いみたい。もちろん、イタリア語は全くわからないけど、天気予報の雷マークと雨マークはわかる。しかも、気温もかなり低いみたい。重装備で出かけなきゃね。
7時半にはツアー・バスに乗って出発。イタリア南部の中心都市ナポリ近くにあるポンペイ遺跡を目指す。バスで片道 3時間らしい。ローマからナポリまでは 200kmほど。古代ローマ帝国の街ポンペイを滅ぼしたヴェスヴィオ火山はナポリの東 10km足らずの場所にある。ヴェスヴィオ火山からポンペイ遺跡までは 10kmほどなんだそうな。
ポンペイ遺跡の近くの店でカメオポンペイ遺跡まであとちょいとというあたりでツアー・バスが立ち寄ったのが、カメオの専門店だった。ガイドさんの説明によれば、ポンペイ遺跡にはトイレが少ない為、ここで用を済ませておくのが無難なんだそうな。とはいえ、カメオの専門店に立ち寄られては財布は無事にはすまないよね。ツアーに参加している女性たちは、トイレを借りる時間も惜しんで、カメオのショー・ケースの前で品定めを始めた。やがて家内が買ったのが下の画像のカメオだった。
カメオとは、基本的には浮き彫りをした貝殻の装飾品なんだそうな。石や金属などに浮き彫りをしたものもカメオと呼ばれるらしいけどね。ナポリ近くでは貝殻のカメオの生産が盛んなんだそうな。
ヴェスヴィオ火山に雪カメオ専門店でトイレを借り、買い物を済ませてツアー・バスに戻る。そのバスの車窓から眺めたヴェスヴィオ火山が下の画像だ。
3月も終わりだというのに、ヴェスヴィオ火山はなんと雪化粧をしている。寒いはずだよ。しかし、イタリアも南部に来ているというのに、こんなに気温が低くなるとは思いもしなかったね。
世界遺産 ポンペイ遺跡から眺めたヴェスヴィオ火山間もなくポンペイ遺跡に到着。そこから眺めたヴェスヴィオ火山が下の画像だ。西暦79年に噴火したヴェスヴィオ火山から襲い掛かった火砕流によって、古代ローマ帝国の街ポンペイは壊滅したわけだ。
このヴェスヴィオ火山の高さは、標高 1,281メートルもある。なるほど雪化粧をしていても不思議ではないのかもね。西暦1880年には火口までの登山電車が開通している。その宣伝の為の歌が名高い「フニクリ・フニクラ」なんだそうな。
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