アレキサンダー大王とイッススの戦いゆったりと展示品を見て歩くことの出来るナポリ国立考古学博物館の中で、例外的に人々が集まっている場所がある。もちろん、私のお目当ての展示品がそこにあるわけだ。それが下の画像にあるイッススの戦いを描いたモザイク画。紀元前333年にマケドニアのアレキサンダー大王(アレクサンドロス3世)がペルシャ王ダリウス3世を撃ち破った戦い、世界史を代表する戦いだね。 アケメネス朝ペルシャの王ダリウス3世この巨大なモザイク画には、戦場にあった人々の様子も細かく描かれているんだ。例えば右の画像にあるのは、アレクサンダー大王の見事な戦いぶりに驚くアケメネス朝ペルシャの王ダリウス3世。 その下に描かれているのは、不利な戦況に脅えるペルシャ王の宮廷の女性かな。 アレクサンダー大王の若き勇姿そして、下の画像にあるのは、アレクサンダー大王の若き勇姿だ。ところどころ破損しているモザイク画なんだけど、アレクサンダー大王の部分は傷むことなく残っていたのはありがたいよね。イッススの戦いやアレクサンダー大王のことについては、「ヨーロッパの歴史風景」の中にある「イッススの戦いとアレキサンダー大王」のページを読んでね。 このアレクサンダー大王のモザイク画は、ヴェスヴィオ火山の噴火で埋もれた古代の街ポンペイで出土したものなんだ。このナポリ国立博物館には、更にたくさんのポンペイの遺品があるんだけど、今からそれを見て歩くかな。
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