マルタ国際空港から首都ヴァレッタへマルタ島にあるマルタ国際空港に到着したのは、イギリス時間で14時だった。空港内にある時計で確認したところでは、マルタ時間では15時。イギリスとの時差は1時間ということだね。入国手続きは簡単そのもの。パスポートと機内で配布された入国カードを係官に見せ、スタンプをもらえば手続きは完了。スーツケースを待つ人々を尻目にタクシー乗り場へと向かう。荷物の無い旅は楽だね。
空港からタクシーに乗り、マルタ共和国の首都ヴァレッタへと向かう。空港からヴァレッタまでは 6kmあまり。ヴァレッタ市内にあるホテルに到着したのは15時半。タクシーの料金は日本円にして 3,000円ほどだった。
ヴァレッタにあるホテル・ブリティッシュ予約してあるホテル・ブリティッシュの前でタクシーを降りた。ヴァレッタ市内の海辺の坂道に面したホテル(下の画像)だ。
すぐにホテルの中に入る。が、レセプションには誰もいない。呼び鈴を押しても誰も出てこない。歴史のある家族経営のホテルらしいけど、のんきなもんだね。ま、急ぐ旅でもない。ソファーに腰を下ろして待つとするか。
とっても簡素なホテルの部屋私の部屋は 206号室だそうな。ところが、キーが無いと言う。え、それは困るよ ・・・ 。主人が渡してくれたのはホテルのマスター・キーだった。いいかげんというか、柔軟というか。しかし、大丈夫なのかね。もし私が悪意を抱けば、他のお客さんの部屋に入ることも出来ちゃうんじゃないのかな。部屋に案内してくれたのは小さな女の子。どう見ても主人よりもしっかりしている。狭く暗く折れ曲がった階段と廊下を歩き、部屋にたどり着いた。窓の外は中庭なんだけど、カーテンは閉めておいた方が良さそうだな。中庭の向こうの廊下の窓からこちらの部屋が丸見えだからね。 部屋には狭くて小さなベッドに、コンクリート・ブロックで作った簡単なシャワーがあるだけ。朝食が付いて1泊 3,000円ほどという部屋だから、文句は言えない。家内が一緒ならば泊まれないけれども、今回の私は学生時代並みの質素な一人旅を追及しているからね。望むところの質素さだ。
上の画像がホテルの部屋の様子なんだけど、ベッドの上に見える革の帽子と黒いバッグが今回の旅の荷物の全て。前のページに書いたけど、着替えは 1セットのみ。こんな荷物で出かけることができるのも、一人旅ならではのことだよね。
ホテルのテラスのバーからの眺めホテルの部屋は予想通りの質素なものだった。が、ホテルの3階にあるテラスのバーは、期待をはるかに上回る眺めを楽しませてくれたね。
テラスのバーでビールを飲みながら眺めたのが上の画像の風景。すぐ目の前の海がヴァレッタの東側のグランド・ハーバー。その向こう側に見えているのは、聖アンジェロ城砦だね。西暦1565年のオスマン・トルコ軍の攻囲(グレート・シージ)の際には聖ヨハネ騎士団の守りの中心だった場所。やがて完成した要塞都市ヴァレッタに騎士団の本拠は移されたんだけどね。
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