アンダルシア地方の田舎の風景、オリーヴ畑スペイン南部アンダルシア地方の古都コルドバのメスキータを歩き、やがてバスに乗り込んで出発。同じくアンダルシア地方にあるアルハンブラ宮殿で名高い古都グラナダに向かう。
上の画像はグラナダに向かうバスの車窓からの眺めなんだ。無数のオリーヴの木々の向こうの小山の上には小さなお城も見えているね。スペインのレコンキスタ(国土回復運動)の時代には、あのお城をイスラム教徒やキリスト教徒の戦士たちが奪い合ったりしたのかな。
アンダルシア地方の丘の上の白壁の家々下の画像は同じく古都コルドバからグラナダへと向かうバスの車窓から眺めた風景なんだけど、丘の上に広がる白壁の家々が素敵だよね。
3泊4日という今回の短い旅ではあちこち寄り道することも出来ないんだけど、スペイン南部アンダルシア地方にはもっともっと魅力的な街や村があるんだろうね。
グラナダのレストランに到着やがて到着したアンダルシア地方の古都グラナダは、ハプスブルク家のスペイン王カルロス1世(皇帝カール5世)の母方の祖父母にあたるカトリック両王(コロンブスの新大陸発見を支援したことで名高い)がイスラム教徒の支配から奪い返した街。スペインにおけるイスラム教徒の最後の王朝があった街だね。当然ながらアルハンブラ宮殿を筆頭に、古都グラナダで見るべきものは多い。が、今はお昼なんだ。最優先すべきは食事だよね、なんと言っても。というわけで、まずはグラナダ市内のレストランに入った。
上の画像はレストランの人々が地元の音楽を聞かせてくれたんだけど、スペイン南部アンダルシア地方といえば、フラメンコの本場だからね。せっかくなんだから、フラメンコ・ギターでも演奏してくれればもっとうれしかったな。(実は私はフラメンコを見るのが大好きで、住んでいたロンドンでもスペイン料理のレストランに通ってフラメンコを観ていたんだ。)
古都グラナダで食べたパエリャやがてお昼の主役のパエリャが登場した。魚介類たっぷりの熱々のパエリャ(下の画像)をレストランのスタッフが注意深く運んで来たよ。
そもそもスペインに米を持ち込んだのは、西暦711年に北アフリカから侵入して西ゴート王国を滅亡させたイスラム教徒たちだった。彼らは進んだ灌漑技術も持ち込み、スペインで米作りを始めたんだ。そのおかげで代表的なスペイン料理となったパエリャがあるわけだね。セビリアのヒラルダの塔もコルドバのメスキータも、この後で歩くグラナダのアルハンブラ宮殿も彼らが残した偉大な遺産なんだけどね。
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