東西南北 春夏秋冬　ヨーロッパの旅

モン・サン・ミシェル と サン・マロ
（フランス）

1995 年 5 月
p. 2/11

1995年5月28日
2. モン・サン・ミシェルへ

モン・サン・ミシェル 遠景 バスに乗りレンヌを出発する。フランス北西部の田舎道を走ること 1 時間あまり。はるか遠くの海辺に、モン・サン・ミシェルが見えてきた。（右の画像）

古代ケルトの神話の時代には、神秘の船があの島に死者の霊を運んでくると信じられていた。あの島がモン・サン・ミシェルと呼ばれる前、モン・トンブ Mont Tombe （墓の山）と呼ばれていた頃の話だ。


モン・サン・ミシェル 近景 海岸から伸びる防波堤のような道を走り、モン・サン・ミシェルの島に到着。駐車場でバスを降りると目に入る風景が右の画像だ。

城壁に囲まれた島の頂上から、修道院の建物が見下ろしている。

西暦 708 年、夢に現れた大天使ミカエル（サン・ミシェル）の導きにより、アヴランシュの司教オベールが島に礼拝堂を建てた。それがモン・サン・ミシェルの修道院の歴史の始まりなんだ。

やがてノルマン人が付近に進出し、西暦911年にはノルマンディー公国が成立している。966 年にはノルマンディー公 リチャード 1 世がベネディクト派の修道院を建てさせた。その後もモン・サン・ミシェルの修道院とノルマンディー公とは友好的な関係を維持し、 1066 年にノルマンディー公ウィリアムがイングランドを征服した際には、この修道院も公を支援したらしい。

（しかし、なんや天気がもひとつやな。）
せやねん。なんかぱっとせえへんやろ。

サン・ミシェルとは聖ミカエル

ところで、サン・ミシェルなんだけど、聖ミカエルと呼んだほうがなじみがあるかな。イタリアの首都ローマのヴァティカンにあるサンタンジェロ城、その上に像が立てられているのも、その大天使 聖ミカエルだよね。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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