東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「初秋のブルゴーニュ」 (フランス)

ディジョン、ジュヴレ・シャンベルタン、ボーヌ、ペルージュ、リヨン

05. 古都ディジョンのノートルダム教会の周辺

古都ディジョンのノートルダム教会の壁にある石のフクロウ

ノートルダム教会の中を見て歩いたら、続いて教会の周囲を見て歩く。まず、見落としちゃいけないのが、下の画像にある石のフクロウ。シャンベラン家の礼拝堂の外壁にある。このフクロウに触れれば、幸運に恵まれる、とディジョンの人々は信じているんだそうな。但し、守るべきルールがある。フクロウに触れるのは「左手」と決まっているんだそうな。

フランスのブルゴーニュ地方の古都ディジョンのノートルダム教会の石のフクロウ

しかし、とっても残念なことなんだけど、このディジョンのノートルダム教会の石のフクロウを、西暦2001年に誰かが壊しちゃったんだそうな。だから、今の石のフクロウはレプリカなんだって。オリジナルのフクロウを壊した人物は、幸運を願ったのにかなえられず、逆恨みをしたのかな。

古都ディジョンのヴォーゲ館の屋根は色鮮やか

石のフクロウの脇を更に歩き、ノートルダム教会の後陣の背後に出る。その教会の北東には17世紀初頭に建てられたヴォーゲ館がある。

フランスのブルゴーニュ地方の古都ディジョンのノートルダム教会の近くにあるヴォーゲ館の鮮やかな屋根

そのヴォーゲ館の建物も立派なんだけど、忘れずに見るべきは屋根。上の画像のように色鮮やかな屋根が青空に映えているから。(この旅の中盤に行く予定のブルゴーニュ・ワインの都、コート・ドールの商都でもあるボーヌのオスピス・ド・ボーヌあるいはオテル・デューの屋根も同じように色鮮やかなんだ。)

中世の店が立ち並ぶヴェルリー通り

ヴォーゲ館から東に向かって少し歩けば下の画像にあるヴェルリー通り。中世の店が立ち並んでいる。

フランスのブルゴーニュ地方の古都ディジョンにあるヴェルリー通りの中世の街並み

このヴェルリー通りで営業している店の多くはアンティーク屋さんなんだそうね。でも、細い路地を挟んで木組みの建物が並んでいるこの地区自体がアンティークだよね。

サン・ミシェル(聖ミカエル)教会

中世の街並みヴェルリー通りを南に向かう。歩くこと数分で到着するのが、サン・ミシェル教会。下の画像は、そのサン・ミシェル教会の内部の様子なんだ。

フランスのブルゴーニュ地方の古都ディジョンにあるサン・ミシェル教会の内部

ここの画像を載せていないんだけど、このサン・ミシェル教会の入り口の上の彫刻にも、教会内の石の柱の彫刻にも、窓のステンド・グラスにもサン・ミシェルが描かれていた。名前の通り、サン・ミシェルに捧げられた教会なんだね。

私たちは長くロンドンに住んでいたんだけど、イギリスに比べてフランスではノートルダムとサン・ミシェルが多いね。ノートルダムはパリノートルダム大聖堂が筆頭だね。そして、サン・ミシェルはフランス北部の世界遺産モン・サン・ミシェル修道院だ。ちなみに、百年戦争の際にフランスを救った少女ジャンヌ・ダルクもサン・ミシェルのお告げを聞いたとか。


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