パリ + ロワール・ノルマンディ・シャルトル (フランス) 2000年9月
12時前にブロワ城を出発し、バスに乗り込む。ロワール河の北岸を西に走る。その川幅は意外に広く、流れも緩やかだ。古来より水運に利用されてきたというのも、うなずけるものがある。
シュノンソーの村に到着したのが1時。まず村のレストランで昼食をすませる。 |
「6人の奥方の城」 シュノンソー城シュノンソー城は「6人の奥方の城」との別名を持っている。16世紀に生きた6人の女性が城の増改築を繰り返し、現在の形になったのだそうだ。その6人の奥方の中でも著名なのが、ポワティエ夫人とカトリーヌ・ド・メディチ。ポワティエ夫人(ディアンヌ・ド・ポワティエ)はアンリ2世の愛人。王は城を夫人に与えた。そして、王の死後、王妃であったカトリーヌ・ド・メディチは城を夫人から取り上げたというわけだ。愛人と正室との確執...。 ちなみに、このサイトの別館「ヨーロッパの歴史風景」の中には、シュノンソー城を巡るカトリーヌ・ド・メディチとポワティエ夫人との確執を書いたページもあるんだ。興味のある方は寄り道してね。 ついでながら、カトリーヌ・ド・メディチとは、言うまでもなくイタリアの古都フィレンツェの名門メディチ家の出身のフランス王妃だよね。映画「マルゴー」にも登場していたけど、マルゴーのお母様だ。 庭園から見たシュノンソー城森を抜けると、そこは広々とした庭園。その庭園の向こうにシュノンソー城がある。ロワールでも最も美しいと称される城。あまりにも明るくて、風が気持ちよくて、貴婦人達の確執なんて忘れてしまう。
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