東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

イングランド南部の旅(イギリス)

1994年4月


12. ブライトン

ライの街から西に走り、ブライトンの街に到着。海辺のホテルにチェック・イン。部屋で一休みした後は、ホテルの前の海辺を散歩。

ブライトンの海辺 赤い砂利に覆われた浜が、はるか彼方まで続いている。(画像の中で、遠くに見えているのが、パレス・ピア。)

青空が広がってくれたのがうれしいねえ。やはり、日頃の行いですかネエ

青空の下、誰もいない海辺を歩くのは、気持ちが良い。但し、この静かな浜辺にも、夏になれば多くの観光客が押しかけて来るらしいけどね。

かつて、ここはひなびた漁村だった。しかし、その漁村に1784年にジョージ4世が離宮(つまり、ロイヤル・パビリオン)を建てた。それ以来、ブライトンはイギリスの上流階級の人々のリゾート地になってしまった。

ブライトンの観光もしないで、海辺をブラブラ歩く。ブライトンにはいくつかの観光名所がある。上に書いたロイヤル・パビリオンや水族館・博物館、アンティーク屋さんやカフェの多いザ・レーンズ。でもねえ、せっかくの青空なんだから、海辺をブラブラしなきゃもったいないものね。

黒雲 しかし、海の果てから黒雲が湧き上がり、太陽を覆い隠してしまった。

しかも、急に気温が下がる。

霰 そして、突然の雹だ。イギリスの天気は油断も出来ない。

(やはり、日頃の行いですかネエ !!)


雹にしても雪にしても積もってしまうと明日の運転が面倒臭くなるなあ ... と心配していたが、夜には雹もやんでくれた。夜の闇に浮かび上がるパレス・ピアでは、人々が歓声をあげて楽しんでいる。

夜のパレス・ピア


ブライトン

  • 1750年、ラッセル博士が「海は病気の治療に良い」と本に書いた。そして、彼はブライトヘルムストーンという漁村(今のブライトン)で、治療を開始した。

  • その話を聞いて漁村を訪れたジョージ4世(当時は皇太子)は、ここを気に入ってしまい、離宮を建てさせた。当初はクラシカルなドーム付きの建物に過ぎなかった。しかし、建築家ジョン・ナッシュの手により、大改築が行われた。外観はインド風となり、内部はオリエント風あるいは中国風に装飾された。

  • やがて、漁村はイギリス上流階級の人々のリゾート地となり、ブライトンとなった。

  • 19世紀には、海に突き出たパレス・ピアが建てられた。そのピアは今でも人々の人気を集めている。但し、古いほうのピア(ウェスト・ピア)は、火災により傷んでおり、今は公開されていないけどね。




ディナー

夕食はザ・レーンズにあるレストラン。海辺の街だけあって、フィッシュ・スープが美味かった !!

しかし、その店のサービスは気に入らない。遅い上に、全く行き届いていない。ところが、請求書には 15%のサービス料が計算されている。気に食わん。

マネージャーを呼び、「料理は気に入った。しかし、サービスには満足していないから、サービス料を払うつもりはないよ。」と告げ、料理とワインの代金だけを払って店を出た。

(ま、キミの場合は珍しいこっちゃないわな。 ... しかし、妙なところで頑固やからなあ。)
何がやネン ?? たいしたサービスでもないのに、なんでサービス料を払わなアカンねや ?!

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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