東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

スコットランド周遊

1994 年 8 月

ドントルン城 Duntulm Castle の幽霊たち

[ その 1 ] ヒュー・アレクサンダー・マクドナルド

15 世紀の半ば、当時のマクドナルド一族の長ジョン・マクドナルドに、ヒュー・アレクサンダー・マクドナルドという弟がいた。弟は、兄を殺して一族の長になろうとした。しかし、陰謀は露見し、捕えられたヒューは、このドントルン城の土牢に押し込められた。

土牢に入れられたヒューが見たものは、石の壁と床の土、他には塩漬け肉のかたまりと水入れの壷だけだった。塩漬け肉を食べ終えたヒューは、水入れに手を伸ばす。しかし、その中には水は無かった。

2 週間後に土牢の扉を開けた人々が見たのは、両手を血まみれにしたヒューの遺体だった。彼は、狂気に陥りながらも、穴を掘ろうとしていたのだ。

今でも城の牢獄のあった場所では、叫びながら土を掘ろうとしているヒューの亡霊を見ることが出来ると言われる。

[ その 2 ] マーガレット

16 世紀のマクドナルド家の当主の奥方に、マーガレットという女性がいた。事故により片目を失った彼女は、夫に遠ざけられ、やがて孤独な死を迎えた。

ドントルン城では、彼女のすすり泣きを聞くことが出来る。




[ その 3 ] ドナルド・ゴルム・マクドナルド

1539 年、スコットランド王家との争いに破れたマクドナルド家の当主となったのは、ロス伯爵家のドナルド・ゴルム・マクドナルドだった。

彼は、一族の勢力を盛り返すべく、兵を率いてハイランドに進み、アイリーン・ドナン城(昨日見た海辺の城)を攻めた。しかし、その際に受けた矢傷がもとで彼は命を失った。

ドントルン城の庭では、ドナルド・ゴルムの幽霊が、仲間達と騒いでいるらしい。

[ その 4 ] 乳母

マクドナルド家の当主が戦いに出かけていたあるとき、彼の息子の守をしていた乳母が、誤って赤ん坊を落としてしまった。岩の上に落ちた赤ん坊は命を失った。

ドントルン城では、赤ん坊を落としてしまった乳母の悲鳴が聞こえる。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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