王となったアーサー(あるアーサー王物語から)
- アーサーの父でありブリテンの王であるウーゼル・ペンドラゴンが亡くなり、王国は混乱に陥った。
しかし、亡くなる前に王は家臣達に遺言を伝えていた。アーサーは正当な権利によって王位を要求しなければならない、と。
- アーサーを育てていた魔法使いマーリンはカンタベリーの大司教を説いて、王国の諸侯たちを都に集めさせた。
- 王国の都では不思議な出来事が起こった。教会に大きな石が現れ、その真ん中には剣がささっていた。その剣には「石から剣を引き抜いた者は、正当な王である」と記されていた。
多くの諸侯や騎士が試してみたが、剣を引き抜くことは出来なかった。
- やがて、まだ年若いアーサーが都に姿を見せ、易々と剣を石から引き抜いた。
かつての王ウーゼル・ペンドラゴンの息子であるというアーサーの出生の秘密が明らかにされ、彼は王位についた。
- 王となったアーサーは、混乱が続いていたイングランドを鎮定し、やがて全ブリテン島を征服し、更にはヨーロッパ大陸にも勢力を伸ばす ... と、物語は続く。
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