東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ロンドンの風景(イギリス)

タワー・ブリッジ (ロンドン)

テムズ川にかかるタワー・ブリッジ

テムズ川にかかるタワー・ブリッジ(ロンドン、イギリス) ロンドン観光の目玉は多いけど、テムズ川にかかるタワー・ブリッジはその筆頭に挙がるものの一つだよね。

ロンドンに遊びに来た家内のお父さんも、まずはタワー・ブリッジが見たいということで、私が案内することになったんだ。

そのロンドンのタワー・ブリッジ、完成したのは1894年。だけど、古風なゴシック式のデザインが採用された。橋の北隣にあるロンドン塔とのバランスを考えたんだってさ。言われてみれば、なるほど違和感もないかな。

地下鉄のタワー・ヒル駅から徒歩数分で橋に着く。まずは橋の上を歩いてタワーを見上げる。

タワー・ブリッジの上からテムズ川とロンドンを見渡す

時間があれば塔の上に登るのも悪くはないよ。北側の塔の西側にチケット売り場とエレベーターがある。そこでチケットを買って、エレベーターで昇るんだ。

二つの塔の間に渡されている展望遊歩道 (?) からは、テムズ川とロンドン市内を見渡すことが出来る。家内の両親と遊びに来たときは、天気にも恵まれて、最高の景色だった。

ロンドンのタワー・ブリッジからテムズ川を見渡した(イギリス)

上の画像ですぐ前に見える船は「戦艦ベルファスト号」。その左側(南岸)には、名前は忘れちゃったけれども、かなり有名なパブがある。夏は川辺のテーブルでビールを飲みながら、パブ飯を食べるのが最高なんだ。

川の右側(つまり北岸)に広がっているのがロンドンが世界に誇る金融街シティですな。2000年9月まで、私はそこで働いていたんだけどね。今でも多くの日本人がシティで働いている。バブル崩壊後はシティで働く日本人も減る一方だけど ・・・ 。

この見晴らしの良いタワー・ブリッジの展望遊歩道だけど、お金さえ払えばパーティの為に借り切ることも出来る。数年前のことだけれども関係先の会社のクリスマス・パーティがそこで行われ、私も招待されたことがあるんだ。橋の上から見たロンドンの夜景が最高にきれいだった !! 残念ながら、画像が無いんだけど ・・・ 。カメラを持っていかなかったものだから。あれは本当に大失敗だった。

西暦2014年11月の話なんだけど、タワー・ブリッジの展望遊歩道の床がガラス張りになったんだそうな。つまり、足の下にテムズ川やロンドン・バスやタクシーなどを眺めながら歩けるというわけだ。

でも、あるイベントの際にスタッフがビール瓶を落とし、ガラスの1枚が割れちゃったらしい。といっても、4枚重ねのガラスの上に張られたカバー・ガラスが割れただけだとのこと。安全には問題ないし、翌日には割れたガラスは交換されたとか。でも、スリルが倍増する話ではあるよね。

テムズ川南岸から見たタワー・ブリッジ

そして下の画像は、テムズ川南岸から見たタワー・ブリッジ。運が良ければ、橋が開くのを見ることができるらしい。私はまだ橋が開くのを見たことが無いんだけど。

テムズ川南岸から見たタワー・ブリッジ(ロンドン、イギリス)

ローマからやって来た古代ローマ帝国の人々が築いたロンドンなんだけど、このテムズ川とそこにかかる橋のおかげで発展したらしい。ヨーロッパ大陸と往復する船は、テムズ川を遡ってロンドンまで来ることができたし、ここにはテムズ川を渡る橋があった。そしてヨークチェスターなどの要塞都市と結ぶ街道が通っていたわけだ。そんな整備されたインフラのおかげで、古代ローマ帝国がブリタニア(イギリス)から撤退した後も、一時期の混乱はともかく、発展を続けたんだそうな。

テムズ川からの発掘品

ところで、上の画像にあるテムズ川なんだけど、その川底からはロンドンの歴史を物語る様々なものが発掘されているらしい。例えば、大英博物館で見ることの出来る古代ケルト人のヘルメットとかね。

もちろん、川底から歴史的な遺物が発見されるのはテムズ川だけじゃない。ウィタム川では、同じく古代ケルト人の盾(「ウィタム・シールド」)も発見されている。まだまだイギリスの川底には昔の遺物が眠っているかもしれないね。


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