東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ロンドンの風景(イギリス)

大英博物館 (ロンドン)

大英博物館はトッテナム・コート・ロード駅から数分

地下鉄トッテナム・コート・ロード駅を出て、人ごみをかきわけつつ少し北に歩く。このあたりには電気屋さんが並んでいる。昔はケバブ料理屋(トルコ料理屋)も多かったんだけど、最近は減ってしまったみたい。それはともかく、その道を右に曲がり、ちょっと歩くと大英博物館(下の画像)だ。トッテナム・コート・ロード駅からは、徒歩数分というところだね。(ホルボーン駅から歩いても行ける。)

イギリスの首都ロンドンにある大英博物館正面の様子

その大英博物館は入場無料。しかも、ほぼ年中無休なんだ(休みは正月とクリスマス)。というわけで、あまり時間の無い人(例えば、仕事でロンドンに立ち寄った人)でも、気軽にちょいと立ち寄ることが出来る。つまり、ちょっとした時間つぶし(時間調整)にも使えるわけだ。街の中の便利な場所にあるしね。もちろん、博物館全体を見て回るには時間がかかるんだけど、無料で入るならば欲張ることもないでしょ。

まず、大英博物館のガイド・ブックを買おう

広い博物館の中は、自由に歩くことが出来る。・・・というよりも、むしろ迷わずに歩くことが不可能だね。ローマヴァティカン美術館・博物館パリルーブル美術館もそうだけどね。というわけで、博物館の入口の左脇に売店があるから、まずはガイドブック(もちろん日本語のものもある)を買おう。それを見ながら歩き回るのが効率的だよね。

大英博物館内部のギリシャのアテネのパルテノン関係の展示(ロンドン、イギリス)

この大英博物館は世界有数の展示品を誇っている。人類の歴史をこの博物館の中に凝縮していると言っても良いのかもしれない。ちなみに、大英博物館の三大お宝と言われているものは、下の三つなんだって。

  • ロゼッタ・ストーン
  • ギリシャのアクロポリスの丘にある神殿の彫刻
  • ミイラ
ちなみに、上の画像は大英博物館の中のパルテノン神殿(アテネ、ギリシャ)関連の展示だよ。

大英博物館は泥棒博物館なのかな

しかしね、イギリスの誇るロンドンの大英博物館は実は世界各地の人々の恨みも買っているんだ。私が旅をした先の人々が言うには、大英博物館は泥棒博物館なんだって。つまり、世界各地の人々の歴史的遺産を勝手に持ち去り、その後も返してくれないってわけだ。

大英博物館展示品 古代エジプトのファラオ像、ロゼッタストーン、ギリシャのパルテノン神殿関連(ロンドン、イギリス)

例えばギリシャのガイド、例えばブルガリアのガイドさん。彼らが言うには、ギリシャにしてもブルガリアにしても、過去に何度も文化財の返還を要求しているんだって。だけど、重要な世界的文化遺産を保存するためという名目で、イギリスは返還に応じようとしないんだそうな。

この大英博物館のおかげで、私たちは簡単に世界の遺産を見ることが出来るね。だけど、そんな過去の遺産の返還問題があることも、意識の片隅に置いておいた方が良いんだろうな。

大英博物館の新しい名物 グレート・コート

大英博物館の新しい名物グレート・コート(ロンドン、イギリス) 西暦2000年にオープンし、新しい名物になっているのが、右の画像にあるグレート・コート。大英博物館の中央にあるんだ。

その中には、図書室やカフェ・レストラン、売店などもあるよ。見逃さないようにね。(博物館の正面玄関に入り、真っ直ぐに進むとあるから、見逃すことは無いと思うけど。)

歴史を見ることの出来る大英博物館

将来の大英博物館のあるべき姿に関して議論はあるだろうけど、ともかく今の大英博物館は私たちに歴史の様々な遺品を見せてくれるよね。数知れない大英博物館の展示品の中から、私がご紹介できるものが下のリストなんだ。

私たちに様々な歴史を見せてくれる大英博物館なんだけど、その設立は西暦1753年のこと。つまり、大英博物館自身が長い歴史を持っているわけだ。ちなみに、西暦1872年にロンドンを訪れた日本の岩倉使節団のメンバーもこの博物館を訪れたそうな。

そんな大英博物館の歴史に興味のある方は、「ヨーロッパの歴史風景」の中にある「大英博物館」のページを読んでね。

ついでながら、旅行記「ニース・エズ・モナコ公国、そしてロンドン」の中に大英博物館に関する下のテーマのページを作ったんだ。興味があれば寄り道してね。


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