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東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
ロンドンの風景(イギリス)
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コッツウォルズの中心だったチッピング・カムデンの村の ライム・ストーンの家々
産業革命以後のイギリスといえば、世界の工場と呼ばれたよね。でも、それ以前のイギリスを代表する産業といえば、羊毛業だったんだ。そんな昔のイギリスの羊毛業の中心地が、美しい村々の風景で知られるコッツウォルズなんだけど、そのまた中心地とされたのがチッピング・カムデンという村だった。
牧草地の広がる丘の麓に、13-14世紀に栄えたチッピング・カムデンの村がある。その通りの両側には、上の画像のようなライム・ストーン(あるいはハニー・ゴールド、蜂蜜色)の家々が立ち並んでいるんだ。
チッピング・カムデンの中心には 17世紀のマーケット・ホール
そんなチッピング・カムデンの村の中心 ハイ・ストリートにあるのが、下の画像に写っているマーケット・ホール。
かつては、近くで栽培された野菜や遠くの街から運ばれてきた雑貨などが売られていたらしい。西暦1627年に建てられたという由緒ある建物なんだそうな。
藁葺きの家も
チッピング・カムデンの村の中の金細工などの個性的な店の並ぶハイ・ストリートを離れると、下の画像にあるような藁葺きの家もみかけるんだ。
古びた石垣と緑の草花に囲まれた素適な家だよね。こんな家に住んで時にはコッツウォルズの田舎を歩いてのんびりと過ごしたい・・・とロンドンの金融街シティで忙しく働くサラリーマンの私はしみじみと思うよね。
中世の羊毛は戦略資源だった
このチッピング・カムデンは13世紀から14世紀にかけて栄えたと書いたけれども、ちょうどイギリスとフランスとの間の百年戦争の時期にあたるよね。その百年戦争が始まる前のことなんだけど、イギリスは対立を深めるフランスに対して、羊毛の輸出を停止したらしい。
それが英仏百年戦争の引き金の一つともなったんだそうな。その頃の羊毛は戦略資源だったんだね。そんな人間たちの争いなんて何処吹く風でヒツジたちは平和そうに草を食べるわけだけどね。
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ヨーロッパの歴史風景
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