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東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
ロンドンの風景(イギリス)
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コッツウォルズは村々だけじゃなくて田園風景も魅力
コッツウォルズの魅力といえば、たくさんの村が各々にイギリスらしい風景を見せてくれることかな。ボートン・オン・ザ・ウォーターも、チッピング・カムデンも、カッスル・クームも。
でも、村の風景とは違って、村の外の田園風景も楽しいんだよ。花々の咲き誇る丘を歩いたり、興味深げな牛や羊たちと出会ったり。このページはそんなコッツウォルズの田園風景を中心に。
コッツウォルズを見渡すことのできる ブロードウェイ・タワー
コッツウォルズの交通の要衝として栄えたブロードウェイという村がある。かつての繁栄を物語るアンティークの店が多い村なんだ。
その村から車で10分ほどのところにあるのが、上の画像に写っているブロードウェイ・タワー。18世紀の塔なんだけど、上に登ればコッツウォルズの田園風景を見渡すことができるんだ。
チッピング・ノートン近くの丘の牛
ウィンドラッシュ川の流れるボートン・オン・ザ・ウォーターの東に、チッピング・ノートンの村がある。かつては織物で栄えていたんだそうな。その村の近くの丘でポーズをとってくれたのが、下の画像に写っている牛。バックの景色もステキだね。
こんなのどかな風景を見せておいて書くのもなんだけど、イギリスでは西暦1992年に狂牛病が大流行したよね。で、西暦1993年から2000年までロンドンに滞在した私は、日本では献血が禁じられているんだ。ま、クロイツフェルト・ヤコブ病(狂牛病の人間版)に感染の可能性があるということなんだろうね。
ところで、西暦2012年11月のニュースなんだけど、ロシアがイギリス産の牛肉禁止措置を解除したらしい。イギリスで狂牛病が流行してから16年ぶりのことなんだそうな。他方で私は帰国して10年以上になるけど、今も日本では献血が許されていないんだけどね・・・。
ロウアー・スローター近くの子羊たち
次に登場するのは、ロウアー・スローター近くのフット・パスから見かけた子羊たち。ちなみに、ロウアー・スローターというのは、コッツウォルズの中でも静かな村なんだ。
コッツウォルズに限らず、イギリス各地で牛や羊が飼育されているのを見ることが出来るけど、このイギリス(ブリテン島)に農耕や牧畜が伝わったのは紀元前5000年頃のことなんだそうな。
ところで、この可愛いヒツジから採る羊毛が、中世イングランドの戦略的資源として使われたこともあった。毛織物産業が盛んだったフランドル地方を支配しようとするフランスを阻害するために、イングランド産の羊毛の輸出を禁止したらしい。その結果、フランドル地方はフランスに対して反乱を起こしたんだ。それがフランスとイングランドとの百年戦争の背景の一つになったりしたんだけどね。
バイブリーを流れるコルン川を泳ぐ白鳥の親子
このページの最後を飾るのは、イングランドで最も美しい村とも言われるバイブリー。その村を流れるコルン川を泳いでいたのが、下の画像に写っている白鳥の親子。なるほど、白鳥の雛は「醜いアヒルの子」と間違えるだけのことはあって、美しい親鳥に似てないね。
余談ながら、白鳥の泳ぐバイブリーの村にある老舗のホテルが、スワン・ホテル。その中にあるダイニング・ルームで食事をするならば、お勧めは鱒料理なんだ。このコルン川には、鱒の養殖場があるからね。
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ヨーロッパの歴史風景
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