アラン島 (アイルランド) 1996年8月
02. B & B とポニー馬車
地獄の苦しみの果てに、ようやくアラン島(その中のイニシュモア島)に到着。岩だらけの貧しい島だ。人口も数百人しかない。
その予約してある B & B に向かうにはタクシーが必要だ。しかし、それらしき車は見えない。ややタクシーに近いといえば、オンボロのバン。乗合タクシーのようなものらしい。 次に近づいてきたのが、薄汚い格好のアンチャン。警戒する私に向かって、「ポニーの馬車やけど、乗らんか ??」。 あ、それも良い考えだ。宿まで送ってもらおう。いや、ついでに島内観光も連れて行ってもらうか。 ポニーの馬車に乗り、予約しておいた B & B (ベッド・アンド・ブレックファスト)に到着。なんだか幼稚園のような建物だ。 宿に荷物を置き、待たせていたポニー馬車に乗り込んでアラン島の観光に出かける。 |
その前に、私たちを案内してくれるポニー君と御者氏をご紹介しよう。 ポニー君は、御覧の通り白い小型の馬。優しげな目をした紳士だ。しかし、歩きながら道端にポトッポトッと何かを落としていくクセがある。少々臭い。 御者氏も悪い奴ではない。但し、気がついたのは馬車に乗ってからのことだが、彼は非常に大柄なのだ。そんな御者氏と一緒に小さな馬車に乗り込むと、私たちの居場所がない。馬車の御者は小柄な人が良いようだ。
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