ダブリンのメイン・ストリート「オコンネル通り」ダブリン市内を流れるリフィ川の北側の中心部にあり、ダブリンのメイン・ストリートとされているのがオコンネル通りかな。
上の画像はリフィ川にかかるオコンネル橋の上、ここから北に向かってオコンネル通りが続いているわけだ。ちなみに、旅行者にとって役立つ存在であるツーリスト・インフォメーションもこの通りにあるから、ダブリンを訪れたならばこの通りを歩くことになるんじゃないかな。
カトリック解放に貢献したダニエル・オコンネルの像元々この通りはドロエダ通りと呼ばれていた。でも、その通りにダニエル・オコンネルの像(下の画像)が建てられたのが西暦1882年のこと。以後、この通りはオコンネル通りと呼ばれるようになったわけだ。(但し、正式にオコンネル通りと改称されたのは西暦1924年のこと。)
かつてイングランド統治下にあったアイルランドではカトリックは差別されていた。イングランドではヘンリー8世がカトリックから独立した英国国教会を組織して以後、カトリックは冷遇されていたからね。イングランドの名誉革命だって国王ジェームズ2世がカトリックであることに対する反発が一因となっていたんだ。
オコンネル通りにある中央郵便局ダブリンのオコンネル通りには中央郵便局(下の画像)もある。ここで切手を買うことも出来るし、絵葉書を出すことも出来るのはもちろんなんだけど、それ以上にこの建物はアイルランドの歴史を物語る存在でもある。
アイルランドがイギリスの支配下にあった西暦1916年、独立を求めるイースター蜂起が起こった。そんな独立派の人々が司令部を置いたのが、この中央郵便局だったそうな。結局、蜂起は失敗に終わったんだけど、この建物の前で共和国宣言が読み上げられたらしい。その後、アイルランド自由国が成立したのは西暦1922年のころだった。
光のモニュメント「ザ・スパイア」そんなアイルランドとダブリンの歴史を物語るオコンネル通りなんだけど、西暦2003年に完成した光のモニュメント「ザ・スパイア」(日本語では「尖塔」と訳すんだろうか)もある。下の画像の中で銀色に輝いているのが、ザ・スパイアだね。
その高さは 121メートル。基部の直径は 3メートルあるんだけど、その頂点の直径は 15センチしかないらしい。
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