東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ダブリンの風景(アイルランド)

08. アビバ・スタジアム

ダブリンのアビバ・スタジアム

ダブリンにあるクローク・パークはゲーリック・フットボールやハーリングなどのアイルランド独特の伝統的なスポーツの舞台なんだけど、対して下の画像にあるアビバ・スタジアムはラグビーやサッカーなどの競技場として使用されている。

ダブリンのアビバ・スタジアム(アイルランド)

ランズダウン・ロードと呼ばれていたスタジアム(西暦1872年にオープンした歴史あるスタジアムだったそうな)を取り壊し、西暦2007年から工事を始め、西暦2010年に完成した真新しい競技場なんだそうな。ちなみに、この工事の間、ラグビーなどの国際試合はクローク・パークで行われていた。それ以前には考えられなかったことだったそうな。

ラグビーやサッカーのアイルランド代表の舞台

5万人以上もの人々が競技を観戦することのできるアビバ・スタジアム(その観客席が下の画像)はラグビーやサッカーのアイルランド代表の主な舞台でもある。

ダブリンのアビバ・スタジアムの観客席(アイルランド)

でもね、スタジアムに名づけられている「アビバ」なんだけど、イギリスの首都ロンドンにある保険会社の社名なんだそうな。そりゃロンドンの金融街シティは世界の金融や保険の中心ではあるけれども、ナショナル・チームの主要な舞台の名が外国の会社名ってのはどうなんだろうね。日本で言えばこれから建て替えられる「国立競技場」に外国の会社の社名が冠せられるようなものなんだろうけど。

六ヶ国対抗ラグビーとアイルランド代表

ラグビーのアイルランド代表チームが結成されたのは西暦1875年のことなんだそうな。その後、西暦1882年から、アイルランド、イングランド、スコットランドウェールズによる四ヶ国対抗ラグビーが始まった。その後、フランス・イタリアが加わり、今の六ヶ国対抗ラグビーになったんだそうな。

ダブリンのアビバ・スタジアムで開催された六ヶ国対抗ラグビーのアイルランド対イタリア戦の試合前の様子(アイルランド)

その六ヶ国対抗ラグビーのゲームは、このダブリンのアビバ・スタジアムでも開催されるんだ。例えば上の画像は、アイルランドとイタリアのゲームの試合前の様子。ちなみに、北アイルランドはイギリス連合王国に帰属しているけど、ラグビーの代表チームに限っては北アイルランドとアイルランドの統一チームが結成されている。

アビバ・スタジアム近くのパブ

そんなこんなでアビバ・スタジアムでラグビーやサッカーの試合が開催される日には、ダブリンの人々が集まって大騒ぎになるわけだ。

ダブリンのアビバ・スタジアムでサッカーの試合のある日の近くのパブ(アイルランド)

そんな観客が一杯やるのがアビバ・スタジアム近くのパブ。上の画像はサッカーの試合のある日のスタジアム近くのパブの様子なんだけど、屋上に巨大なサッカー・ボールがあるのが見えるよね。もちろん、ラグビーの試合のある日には巨大なラグビー・ボールが出現するんだ。


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