ヴェルナッツァの狭い石段ヴェルナッツァの小さな港のそばのマルコーニ広場やサンタ・マルゲリータ・ディ・アンティオキア教会などを見て歩いた後、街を散策していたんだけど、ふと眼に留まったのが狭い石段だった。
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上の画像がその石段なんだけど、右手の民家の壁の道標には「カステッロ」とある。イタリア語はわからないけど、きっと英語のキャッスルに相当する言葉なんだろうな。この石段を登って行けば「お城」があるに違いない。そう考えて、狭い石段を登っていったんだ。
ヴェルナッツァを見下ろすドーリア城石段を登りきったところにチケットの売り場があった。そこでチケットを買い、中に入る。そこにそびえていたのが、下の画像にあるお城の天守だった。チケットには「カステッロ・ドーリア」とあったから、ドーリア城ということなんだろうね。
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このドーリア城、狭い石段を息を切らせつつ登ってきただけのことはあって、とっても眺めが良い。ヴェルナッツァの街を見下ろすことが出来るんだ。実は前のページに載せているヴェルナッツァの街の画像は、このドーリア城で撮ったものなんだ。ヴェルナッツァに来たならば、眺めを楽しむためにもこの城に登ってくる価値があるね。
海賊を監視する為のドーリア城このドーリア城なんだけど、15世紀に築かれたものなんだそうな。海賊の襲撃を監視し、ヴェルナッツァの街を守る為のものだったそうな。前のページに書いたけど、15世紀に街を囲む城壁が築かれたらしいけど、その頃にこの城も築かれたんだろうね。(下の画像は天守の下の様子。)
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ところで、この城の名となっている「ドーリア」なんだけど、ジェノヴァを拠点としている一族の名だよね。中世から近世にかけて海の傭兵隊長を輩出した一族だった。このヴェルナッツァのドーリア城も、彼らの持ち城の一つだったのかな。あるいは、ヴェルナッツァの人々が海賊から街を守る為にドーリア家の誰かを傭兵隊長として契約し、この城に入れていたのかもしれないね。
ラ・スペツィアの港の夜景ヴェルナッツァの駅から列車に乗り、ラ・スペツィアに戻る。ホテルに帰りついた時には夕方になっていた。今日は朝早くから動き始めてちょいと疲れちゃったね。というわけで、夕食はホテルのルーム・サービスで簡単に済ませちゃった。
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結局、ラ・スペツィアの街を歩くことはなかった。資料によれば人口は10万人近く。イタリア海軍の軍港があるらしい。上の画像はホテルの部屋から眺めた港の夜景なんだけど、イタリア海軍の軍艦も停泊しているのかもしれないね。
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