1997年3月28日（金曜日）
01. ローマ到着

因縁のローマ

今回の旅の目的地はローマ。イースター（復活祭）の4連休を利用しての旅だ。

実は私にとってローマは因縁の街。というのも、昨年の秋に出張でローマに行く機会があったのだが、その際には全く観光する時間が無かった。ロンドンからローマに向かう飛行機は夕方の出発だから、到着したときには夜。夕食も機内食だ。

翌日の朝食はホテルですませ、その後は取引先で会議。それが長引いた為に、会議が終わった途端に空港に直行し、ロンドンに戻る飛行機に飛び乗るしかなかった。せっかく持参したカメラを使う機会さえも無かったわけだ。

（そもそも仕事で行っときながら、観光しようっちゅう方が甘いんやけどな。）

しかし、体調が ...

というわけだから、満を持してのローマ ... のはずだった。ところが、体調は最悪。なんせ年度末だ。仕事はメチャクチャに忙しい。本来ならば休日出勤もやむをえないほど。

しかし、せっかくの4連休を会社ですごすわけにはイカナイ。とにかくイースターの休みが始まるまでに仕事を片付け、連休をローマで過ごす !! その結果、ド残業の毎日。昨夜の睡眠時間も2時間。さすがに身体がダルイ。

ただし、今回の旅がツアーだというのは不幸中の幸いだ。基本的には専用のバスに乗っていれば、目的地に連れて行ってくれる。バスの中では眠ることも出来る。忙しい時期にはツアーだよねえ。

ローマとポンペイ

実質的に初めてのローマというのもうれしいが、ポンペイへ行くというのも楽しみだ。

火山灰の中から発掘された古代ローマ時代の町ポンペイは、イタリア南部の街ナポリの近くにある。

今までにもいくつもの古代ローマの遺跡を見てきたけど、ポンペイは別格だよねえ。

サンタンジェロ城

ローマ近郊のダヴィンチ空港に到着したのは、イタリア時間で11時半（英国時間で10時半）。すぐにツアーの専用バスに乗り込み、ローマ市内へ向かう。

バスの窓から見えたのが、西暦590年に大天使 聖ミカエルが姿を見せたといわれるサンタンジェロ城（右の画像）。いよいよカトリックの総本山のあるローマへ来たわけだ。

	サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋 サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋については、旅行記「カンパーニャとローマ・ヴァティカン（イタリア）」の「第四部 ローマ・ヴァティカン編」にあるサンタンジェロ城のページを参照してくださいね。外観から内部、屋上テラスからの眺めなど、詳しくご紹介しています。