東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
ローマ と ポンペイ (イタリア)
1997 年 3 月
05. ミケランジェロの「ピエタ」
(サン・ピエトロ大聖堂、ローマ)
サン・ピエトロ大聖堂の中でも多くの人が働いていた。イースター(復活祭)のミサの準備をしているらしい。あちこちに椅子が並べられ、私たちも自由には歩けない。宗教上の祭日に旅行する方が悪いんだけどね。
ミケランジェロの「ピエタ」
大聖堂の中で私たちが最も見たいと思っていたものを見つけた。
小さな窓の前、大きな十字架の下に置かれたミケランジェロの「ピエタ」だ。彼が25歳のときの作品だと伝えられている。
十字架にかけられ命を落としたイエス・キリスト。その亡骸を抱いて悲しむ聖母マリア。
静かにゆっくりと見たいミケランジェロの作品の一つだ。しかし、それは不可能に近い。大きなガラスのケースに覆われている上に、多くの観光客が周囲を取り囲んでいる。
それでも根気良く最前列に忍び込み、ガラスの反射の無い角度を選び、「ピエタ」に向かってシャッターを切る。その成果が下の画像だ。
ミケランジェロの作品の中では、4つの名高いピエタが残されている。その一つがサン・ピエトロ大聖堂の「ピエタ」だ。他の三つは、次の場所で見ることが出来る。
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