東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記「ローマとポンペイ(イタリア)」

06. スペイン広場(ローマ)

スペイン広場から見上げたスペイン階段

ポポロ広場にあるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会ベルニーニカラヴァッジョを見て、再びスペイン広場にやって来た。さっきも多くの観光客がいたんだけど、それが更に増えているみたい。

ローマのスペイン広場から見上げたスペイン階段とトリニタ・ディ・モンティ教会(イタリア)

そのスペイン広場から見上げたスペイン階段が上の画像なんだけど、どこもかしこも人・人・人。数年後に再びローマを訪れたときにもスペイン階段にやってきたんだけど、その際にはこれほどには混雑はしていなかった。今回のローマはイースター(復活祭)の連休ということでこんなに混んでいるんだろうな。

映画「ローマの休日」では、オードリー・ヘップバーンがこのスペイン階段でジェラートを食べるよね。ジェラートの美味しいイタリアへ来たならば、そのマネをしたくなるだろうけど、残念ながらスペイン階段でジェラートを食べることは禁止されているんだ。ま、この大混雑の中でジェラートを食べていては、周囲に迷惑だよね。

スペイン広場にあるベルニーニの舟の噴水

スペイン階段といえば見逃せないのが、下の画像にある噴水だね。ローマのあちこちで見るイタリア・バロックの彫刻家ベルニーニによる作品の一つである「舟の噴水」がこれ。

ローマのスペイン広場にある彫刻家ベルニーニによる舟の噴水(イタリア)

ところが、西暦2015年2月のニュースには驚いた。オランダのサッカー・チームがローマで対戦したんだけど、オランダ人のサポーターたちがスペイン広場で大騒ぎをした。その際に舟の噴水にビール瓶などを投げ込み、巨匠ベルニーニの彫刻が欠けちゃったらしい。イタリアの文化相はお怒りらしいけど、そりゃもっともだよね。

イタリアのリラ紙幣に描かれていた彫刻家ベルニーニ

ところで、何度も登場している彫刻家ベルニーニなんだけど、そのお顔が下の画像の右手に描かれている。

ユーロ導入前のイタリアで流通していた 50000リラ紙幣(ベルニーニが描かれている)

上の画像、かつてイタリアで流通していた 50000リラ紙幣なんだ。イタリアのお金は既にユーロになっちゃったから、上の画像のようなイタリア・リラ紙幣はもう流通していないんだけどね。

ベルニーニのトリトーネの噴水

もう一度、上にある 50000リラ紙幣を見てもらえるかな。その中央やや左にシャンプーを終えて頭髪をすすいでいるようなポーズの像が描かれているでしょ。それが下の画像にある「トリトーネの噴水」なんだ。これも彫刻家ベルニーニの作品だったりする。

ローマのバルベリーニ広場にある彫刻家ベルニーニによるトリトーネの噴水(イタリア)

スペイン広場で「舟の噴水」を見た後、コンドッティ通り聖ヨハネ騎士団の本部カフェ・グレコがある)で買い物。その後、歩いてホテルに向かう途中に通りがかったベルベリーニ広場で見かけたのが、上の画像にあるベルニーニの「トリトーネの噴水」だった。

ホテルに到着すると、既に部屋割りが完了していた。すぐに鍵を受け取り、部屋に入る。さすがにツアーだと効率が良いね。部屋でガイドさんからのメッセージを受け取った。明日からイタリアは夏時間になるらしい。時計を1時間進めておかなきゃね。ガイドさん、気が利くね。

私が当時住んでいたロンドンでもそうっだったけど、ヨーロッパの多くの国では夏時間が導入されている。春には時計を1時間進め、秋には1時間遅らせるんだ。春や秋にヨーロッパを訪れるならば、気をつけなきゃね。


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