エミリア・ロマーニャ と トスカナ (イタリア) 1999 年 6 月
とんでもないトラブルのせいで、シエナから 1時間で来ることが出来るはずのサン・ジミニャーノまで、5時間もかけてしまった。 既に太陽は西に傾き、夕闇はすぐそこまで迫っている。それでも憧れの街サン・ジミニャーノを歩きたいと言う家内。仕方ないねえ。じゃあ、ちょっと散歩でもするか。
チステルナ広場まずはホテルの前のチステルナ広場(右の画像)をブラブラ。私たちが泊まっているホテルは、右の画像の中の緑のツタがからまっている建物だ。 ちなみに「チステルナ」とは「井戸」のこと。右の画像の中央下にちょっとだけ見えているのが、その井戸。 余談ながら、この井戸を取り囲むように立つ建物の殆んどが、12-13世紀に建てられたもの。この広場には、12世紀末に自治都市となったサン・ジミニャーノの中世が凝縮しているわけだ。 イノシシサン・ジミニャーノ市内を歩いていると、あちこちで目にするのが右の画像にあるイノシシの剥製。サン・ジミニャーノの名物料理はイノシシなんだって。肉屋さんでは、イノシシ肉のハムも売られている。 もちろん、ディナーはイノシシとなれば、今夜のディナーはもちろんイノシシ。意外に美味しかったよ。更に思わぬ発見は、地元のワインが美味い事。ヴェルナッチア・ディ・サン・ジミニャーノという白ワインなんだけど、1993年に DOCG に格付けされている。これが期待以上に美味かった。 ほんの数年前にDOCGに指定されたサン・ジミニャーノの白は、「神曲」を書いたダンテが愛飲していたとの話もある。新しくて古い白ワイン。
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