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エミリア・ロマーニャ と トスカナ （イタリア） 1999 年 6 月
いよいよ旅も八日目、フィレンツェに来て二日目の朝が来た。残すところは今日と明日だけだ。 今朝の起床は 6時半。昨夜は巨大なステーキを食べ、トスカナのワインを飲んで10時にはベッドに入ったからね。気持ちよく目がさめたわけだ。 朝食は屋上で
この季節、私たちが泊まっているホテルでは、朝食を屋上で食べさせてくれる。心地よい風を感じながらの朝食がうれしい。しかも、周囲に広がるフィレンツェの街並みを眺めながら、というのがちょっと贅沢だよね。 上から見下ろすヴェッキオ橋食事を終えたら、南側の手すりにもたれて景色を眺める。すぐ下にはアルノ川にかかるヴェッキオ橋（下の画像）。実は私たちが泊まっているホテルは、ヴェッキオ橋のすぐ北側にある。
上の画像の左の方には、廊下のような部分が見えるよね。これが初代トスカナ大公コシモ1世の命によって作られたヴァザーリの廊下なんだ。 ホテルヴェッキオ橋を見下ろすことの出来るこのホテルなんだけど、私たちにとっては第五希望の宿だったんだ。予約をしたのは 3ヶ月も前だったんだけど、第一から第四希望のホテルは既に満室になっていた。で、しかたなくこのホテルにしたわけだ。 といって、悪いホテルじゃないよ。窓は牢獄並みに小さいけれど、部屋の広さはまずまずだし、設備も無難、従業員の対応もそこそこ、場所は便利だからね。
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