ヴァレッタで見たイン・ガーディア（マルタ）


	東西南北春夏秋冬ヨーロッパの旅旅行記「マルタ聖ヨハネ騎士団の島」

20. ヴァレッタで見たイン・ガーディア（マルタ）

イン・ガーディアに備えて場所取り

11時が近づいてきた。ヴァレッタの先端にある聖エルモ城砦の中に観光客が増えてきた。広場には華やかな中世の兵士の格好をした人々が歩いている。

そして11時、聖エルモ城砦の広場で始まったのが、マルタ島で人気の観光イベント「イン・ガーディア」だった。上の画像がその様子なんだけど、西暦1530年から西暦1798年までマルタ島を統治した聖ヨハネ騎士団の兵士たちの軍事教練の様子を再現したイベントなんだ。

聖ヨハネ騎士団の兵士たちの様子を見せてくれるイン・ガーディア

西暦1565年のオスマン・トルコ軍のマルタ島攻囲（グレート・シージ）の際に粘り強い戦いを続け、とうとう敵軍を撤退させた聖ヨハネ騎士団の兵士たちに扮した人々が行軍し、横隊になって槍衾を展開する。

その様子を見守る人々が広場の周囲にぎっしり。広場の周囲の建物の2階はイン・ガーディアを見る特等席なんだ。もちろん私も早めに場所を取り、マルタ島を訪れる観光客に人気のイベントにレンズを向け、シャッターを押し続けたよ。

轟音が鳴り響くイン・ガーディア

大砲や火縄銃の轟音も鳴り響き、イン・ガーディアを盛り上げていたね。もちろん、空砲だろうけどね。

せっかくマルタ島を訪れるならば、是非とも見ておきたいのがこのイン・ガーディアかな。但し、このイベントはいつでも見ることができるわけじゃない。原則として日曜日の11時にヴァレッタの先端の聖エルモ城砦で開催されるんだけど、全く行われない月（1月とか8月とか）もあれば、月に5回も開催されるときもある。

できれば旅行の前にスケジュールを確認しておきたいよね。ちなみに、西暦2015年5月時点での入場料は大人 7ユーロになっていたよ。

イン・ガーディアを見るならば早めに

多くの観光客を楽しませてくれるイン・ガーディアは40分ほど続いたかな。イベントが終われば、聖ヨハネ騎士団の兵士たちが観光客との記念撮影に応じてくれたよ。

イン・ガーディアに満足した人々は、続いて聖エルモ城砦の中を見て歩くわけだ。当然ながら狭い城砦の中は大混雑になっていた。この人気のイベントを見るならば、まずは聖エルモ城砦を見て歩き、早めに広場に面した建物の2階の場所を確保してイン・ガーディアを楽しむのが良いみたい。

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