東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
春のルーマニア
東欧(1998年5月)
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1998年5月26日(火曜日)
19. カルパチア山脈の麓で
(ルーマニア)
ルーマニアの旅も四日目になる。この日の朝、持参した目覚まし時計のボタン型水銀電池が切れていて、ベルが鳴らなかった。念のために頼んでおいたモーニング・コールに起こされて、特に害は無かったけどね。
まずはホテルのレストランで朝食。コーヒーか紅茶に、目玉焼きかオムレツ、それにチーズとハム。ジャガイモのサラダが美味しいね。トマトは手をつける気になれなかった。どう見ても新鮮じゃないから。この国では、トマトは輸入品らしい。
この日の観光に出かける前に、目覚まし時計用のボタン型水銀電池を買いに出かけた。ホテルの売店には無い。ホテルの周囲も歩き回ったけど、ボタン型水銀電池なんて置いてある店は無い。ブラショフってルーマニア第二の都市なんだけどねえ...。
カルパチア山脈に向かう (ルーマニア)
バスに乗り込み、ブラショフのホテルを出発したのが午前9時。私たちを乗せたバスは南に向かって走る。今日はトランシルヴァニアからカルパチア山脈を抜け、ルーマニア南部のワラキアに戻る予定なんだ。
カルパチア山脈の北側の麓には、広々とした草原が広がっている。そこで見かけたのが、たくさんの牛。このあたりでは、牧畜が盛んみたいだ。
木立の下の草むらで昼食をとっている人たち(右の画像)を見かけた。このあたりの牛飼いさんかな。
楽な暮らしじゃないと想像は出来るけど、あわただしい仕事に追われる私にはうらやましく見える。
牛飼いさんたちは、少なくとも胃潰瘍や円形脱毛症になることはないだろうねえ。私は二十年にも満たないサラリーマン生活で、どちらも二回ずつ経験したけどさ。
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(まあ、キミの胃潰瘍の原因は日々の暴飲暴食だし、円形脱毛症は連日の夜更かしで睡眠不足の結果という説もあるけどな。)
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