ロンドンからバルセロナ私がイギリスの首都ロンドンに住んでいた頃のある年のクリスマスをスペイン北東部カタルーニャ地方の古都バルセロナで過ごしたことがある。この旅行記はそのバルセロナの街歩きを綴ったものなんだ。![]()
クリスマスの4連休を翌日に控えた金曜日の午後、ロンドンの金融街シティのオフィスを早めに出た私は、一目散に帰宅。大急ぎで着替えを済ませ、タクシーでヒースロー空港に向かった。
余談ながら、西暦2013年12月からはパリからバルセロナまで高速鉄道の直通運転が始まるらしい。ロンドンからパリまではユーロ・スターで結ばれていることだし、そうなれば鉄道でロンドンからバルセロナまで旅することができるわけだ。もし時間があるならば、ロンドンからパリを経てバルセロナまでの鉄道の旅を楽しむのも良いだろうね。変化する景色や食べ物やワインを楽しみながらね。
ランブラス通りを南へというわけで、いきなり2日目の朝となる。ホテルのレストランで朝食を済ませ、さてバルセロナの観光に出発だ。バルセロナ市内にあるカタルーニャ広場のやや北にあるホテルに泊まっているんだけど、そこから南に向かい、やがてカタルーニャ広場を過ぎてランブラス通りに入った。![]()
ランブラス通りには幅の広い中央分離帯があって、そこが歩行者専用道路になっているんだ。そこに店を構える小さな花屋さんや土産物屋さんを覗きながら、気軽に歩くことが出来る。12月ももうすぐクリスマスなんだけど、暗くて寒くて雨の多い冬のロンドンとは違ってスペインのバルセロナでは日光が暖かいね。街歩きには最適だね。
ゴシック地区の路地に並ぶ画商たちカタルーニャ広場から南にランブラス通りを 500m ほど歩いたところで左に曲がり、脇道にそれる。ここから先は古代ローマ帝国時代からの歴史を持つバルセロナの旧市街ゴシック地区に入っていくんだ。![]()
細くて折れ曲がった路地。地図を見ながら歩く観光客。ところどころにある小さな広場に店を並べる画商たち。上の画像はそんなゴシック地区の小さな広場の風景。
ゴシック地区でランブラス通りを描いた絵を買った何人かの画商たちの絵をひやかして眺めているうちに、一枚の絵を気に入ってしまった。ランブラス通りを描いた軽いタッチの水彩画だった。値段を尋ねると、日本円に換算して一万円あまり。ちょいと高いだろ。というわけで、値切り交渉の開始。といっても、私が知っているスペイン語の単語はわずかなもの。とても価格交渉のできるレベルじゃない。というわけで、旅には不可欠の手帳に数字を書いての交渉だ。 ![]()
交渉の結果、価格は半分ほどになった。ま、ええやろ。では、交渉成立だ。というわけで、そのランブラス通りを描いた水彩画(上の画像)は、今でも我が家のリビングの壁にかかっている。バルセロナの旅の思い出の一つだね。(バルセロナに限らず、他にもスペインの土産物は大事に持っているんだけどね。)
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