東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

冬景色のトルコ
(1997年12月 - 1998年1月)


1997年12月27日
01. 小アジアへ (トルコ)

今日は朝の4時に起床。万が一にも寝過ごしてはイケナイから、日本にいる母にまでモーニング・コールを頼んでおいた。ヒースロー空港に到着したのは朝の6時。ここまで来れば、旅に出発したも同然だ。

因縁のトルコ

今回の旅の行き先はトルコ。因縁のトルコだ。話は二年前の12月に遡る。家内と私は初めてのトルコの旅でイスタンブールを訪れていた。

しかし、冬のイスタンブールは想像を絶する寒さだったんだ。おかげで家内は体調を崩し、観光を途中で打ち切ってホテルに閉じこもっていたんだ。

それから二年が過ぎた今年の冬、家内と私は再び冬のトルコに向かうわけだ。「今度こそ !!」との意気込みを持って、因縁のトルコを訪れる私達。

というわけだから、今回の旅の準備には万全を期してある。特に防寒対策。厚手の服、特に下着には十分に気を配ってある。なんといってもダマール Damart の下着は威力を発揮するはず。

今回の旅の行き先

そんな気合の入った今回の旅の行き先なんだけど、概略は下の地図の通り。

トルコ略図

私たちの旅は小アジアから始まる。エフェソスの古代ローマ遺跡やパムッカレ、そしてトルコの古都コンヤ、高原地帯に入って奇岩の織りなす風景で有名なカッパドキア、トルコの首都アンカラ。

最後にヨーロッパ側に渡り、ビザンティン帝国からオスマン・トルコにかけての都イスタンブールを見る。

もっと詳しく行き先を知りたい方は、「冬景色のトルコ」の旅程表(前のページ)が役に立つかな。それから、左のナヴィゲーターの一番上にある「略図を開く」をクリックすれば、トルコの略図を開くことも出来るよ。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)

まずはイスタンブール空港(トルコ)

ロンドンヒースロー空港を離陸したのが朝の8時。イスタンブール空港に着陸したのがイギリス時間の12時前。トルコ時間に時計を合わせて、午後2時前だ。(ここからはトルコ時間で書きますね。)

イスタンブール空港では2時間をつぶす。カフェでコーヒーとオレンジ・ジュースを飲み、アメリカの紙幣で5ドルを渡した。戻ってきたお釣りは100,000トルコ・リラ。日本円では65円。インフレの激しいトルコでは貨幣価値がとっても低いんだ。(為替レートは1997年12月当時。)

空港内の両替店で、お金をトルコ・リラに換えておこう。と言っても、アメリカ紙幣で20ドル(4,400円)だけ。受け取ったのは約600万トルコ・リラ。なんだか、とってもお金持ちになった気分。といっても、所詮は 4,400円相当だから、八日間の旅のお小遣いとして足りるはずもないんだけどね。

でも、大きな金額の支払いは、アメリカ・ドルや英国ポンドで済むから、トルコ・リラはたくさんは要らないんだ。これは二年前の旅行の経験から学んだこと。




小アジア西岸の街イズミールへ

私達の乗るトルコ航空機は、夕方の4時にイスタンブールの空港を離陸する予定だった。ところが実際に離陸した時は5時を回っていた。

イズミールに着陸したのは6時過ぎ。パスポートの写真と私の顔をじっくりと見比べた管理官が私に名前を尋ねたことを除けば、すんなりと入国手続きも完了。それでもイズミール市内のホテルの部屋に入った時は7時半になっていた。

というわけで、初日の移動が終わったときには既に夜。観光は全く無し。だから、このページには画像がないのです。次のページからは、たくさんの画像が登場するからね。

本場トルコのケバブとワイン

あ、次のページに行く前に、トルコで最初の夕食について書いておくかな。今夜の夕食はホテルのレストランでビュッフェ。何種類もあるケバブや肉と米を詰めて焼いたピーマンなどが美味いね。私好みの味付けだ ... と家内が言う。

ついでにトルコの赤ワイン Yakut Kavaklideve ってのが、ボジョレーのようなさっぱり味で悪くない。お値段は3,300,000トルコ・リラ。そう書けば高そうだけど、日本円に換算すれば2,000円。どうもトルコ・リラの金額の桁が大きすぎてピンと来ないね。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


次のページ

前のページ
旅行記 「冬景色のトルコ」 の日程表に戻る
旅のインデックス(国名順)に戻る
「ヨーロッパ・ミソラン・ガイド」へ行く
このサイトのトップ・ページへ行く




姉妹サイト 「イタリア三昧+マルタ」



イタリアとマルタに興味のある方は、姉妹サイト「イタリア三昧+マルタ」をチェックしてみてくださいね。ローマフィレンツェナポリピサアマルフィなどイタリア各地、マルタ島とゴゾ島の入門編聖ヨハネ騎士団にゆかりのマルタを尋ねた旅行記を集めました。


姉妹サイト 「ヨーロッパの歴史風景」



ヨーロッパに興味のある方は、この「ヨーロッパ三昧」の姉妹サイトである「ヨーロッパの歴史風景」(先史・古代編中世編近世編近代・現代編)にも行ってみてくださいね。


Copyright (c) 2001 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved
このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。