東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅冬景色のトルコ
|
カイマクルの地下都市(トルコ、カッパドキア) |
|
カッパドキアには、いくつかの地下都市があるんだけど、このカイマクルの地下都市は収容人員15,000人という大規模なものなんだ。 現時点で地下8階まであることが確認されているんだけど、1964年に始まった発掘は今も続いているらしい。一般の観光客に公開されているのは、地下4階までなんだけどね。 地下都市カイマクルには、教会・集会場・学校なども設けられていた。もちろん全て岩を穿って作られているんだ。ベッド、テーブル、棚なども岩を削って作られたもの。 絵画などの遺物が出土していないから、詳しい年代はわからないらしい。一説によれば、この地下都市の歴史は紀元前1,600年頃、つまりヒッタイトの時代にまで遡るとある。 古代ローマ時代、キリスト教信仰が容認されるまでは、迫害を逃れたキリスト教徒が住みついていたらしい。 |
|
腰をかがめ、それでも頭をぶつけながら、地下都市カイマクルの中を歩き回ること1時間。ところどころ腰を伸ばすことの出来る場所もあるんだけど、さすがに腰が痛くなったね。 でも、観光しやすく整備されていたのが意外だった。暗いながらもライトが灯されていたし、迷路みたいな場所には矢印が掲げられていたからね。 |
関連書籍参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。) |
ところで上の画像に注目。画像の中央に大きな岩の円盤があるんだけど、あれは地下都市の扉なんだ。外敵の襲撃を受けると、岩の円盤を転がして通路を塞ぎ、敵の侵入を阻むわけだ。 こんな岩の円盤が地下都市のあちこちにあったんだけど、この地下都市に隠れ住んでいた人々は専守防衛に徹していたんだろうね。
All rights reserved このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。
|