室堂を出たバスは、50分ほどで美女平のケーブル・カー乗り場に到着した。ところが、ケーブル・カーに乗るまでの待ち時間は50分もあるという。しかも、ケーブル・カー乗り場には人々が溢れ、腰を下ろす場所も無い。 待ち時間に原生林を散歩1時間近くもボケッとしているわけにはいかないよね。というわけで、美女平付近に広がる原生林を散歩することにしたんだ。このあたりの原生林では、樹齢千年を越える立山杉の巨木を見ることが出来るんだ。この立山杉は、富山県の県木にも指定されているらしいよ。 |
この美女平の原生林は、森林浴のメッカでもあるそうな。また、様々な野鳥が生息するバード・ウォーチングの名所でもある。特に5月から6月にかけては、野鳥の観察に良いらしいよ。 但し、道にはぬかるんだところもあり、また起伏も多いから、ちょっと歩き難い。私たちはズックで歩き回ったんだけど、資料には「軽登山靴の着用が望ましい」とある。 ケーブル・カー乗り場に戻る途中の森のはずれで、ススキを見かけた。田舎では珍しくも無いススキなんだけど、自分の目で見るのは久しぶりだ。これも秋の景色だね。
All rights reserved このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。
|