東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「初秋のブルゴーニュ」 (フランス)

ディジョン、ジュヴレ・シャンベルタン、ボーヌ、ペルージュ、リヨン

02. マスタードの老舗グレイ・プポンとバルゼの像

ディジョンにあるマスタードの老舗 グレイ・プポン

中世ブルゴーニュ公国の古都ディジョンに来て、商店街 ラ・リベルテ通りを歩いたんだけど、これからショッピングを楽しもうというわけではない。ただ、西暦1777年にディジョンにオープンしたマスタードの老舗 グレイ・プポンには行きたかったんだ。

フランスのブルゴーニュ地方の古都ディジョンにあるマスタードの老舗グレイ・プポンの店頭

上の画像が、その老舗のマスタード専門店のグレイ・プポンなんだ。ちなみに、このブルゴーニュの古都ディジョンには、西暦1630年頃にはマスタードの生産者の組合が発足したんだそうな。

グレイ・プポンで買ったマスタードと壺

そして下の画像は、旅を終えて帰宅してから撮影したものなんだけど、ディジョンのグレイ・プポンで買ったマスタードとマスタード入れの壺。

フランスのブルゴーニュ地方の古都ディジョンにあるマスタードの老舗グレイ・プポンで買ったマスタードとマスタード壺

マスタードが美味しいのも重要なんだけど、陶器の壺のマスタード入れが可愛いでしょ。我が家のお宝の一つになっている品なんだ。

余談なんだけど、古都ディジョンならではの老舗グレイ・プポンのすぐ脇には、アメリカ渡来の大手ハンバーガー屋さんがあった。というわけで、今日のお昼は久々のハンバーガーにしたよ。というのも、私たちが住んでいるイギリスの首都ロンドンでは、狂牛病の心配があって、ハンバーガーを食べる勇気が出なかったんだ。だからフランスで狂牛病の心配することなくハンバーガーを食べようと思ったわけだ。

古都ディジョンのフランソワ・リュード広場

ブルゴーニュの古都ディジョンのマスタードの老舗グレイ・プポンの近くにあったのが、フランソワ・リュード広場(下の画像)。

フランスのブルゴーニュ地方の古都ディジョンのフランソワ・リュード広場

ちなみに、広場に名づけられたフランソワ・リュードという人物は、このディジョン出身の彫刻家なんだそうな。フランスの首都パリ凱旋門にある彫刻「ラ・マルセイエーズ」を制作した彫刻家らしい。

ワイン作りの為にブドウを踏み潰すバルゼの像

その彫刻家フランソワ・リュードの作品が、このフランソワ・リュード広場にも立っている。それが下の画像にあるバルゼの像なんだそうな。

フランスのブルゴーニュ地方の古都ディジョンのフランソワ・リュード広場にあるバルゼの像

ちょいと見には、ベルギー首都ブリュッセルにある小便小僧が大人になった姿 ・・・ に見えなくもない。が、ブドウを踏み潰している姿なんだ。踏み潰されたブドウは、やがてワインになる。素晴らしいワインを生み出すブルゴーニュの古都ディジョンにふさわしい像だよね。

ちなみに、フランスでのワイン生産の歴史は古代ローマ帝国時代に遡る。西暦91年には古代ローマ帝国の皇帝ドミティアヌスがフランスのワイン用ブドウ栽培の半減を命じたという記録もあるらしいよ。ローマを中心とするイタリアのワイン生産を保護する為だったとか。


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