中世の街ペルージュの城壁の門中世の雰囲気のホテルの部屋を出て、中世の街ペルージュを歩く。
まずはペルージュの街を守る城壁の門が上の画像だ。このペルージュの街は、リヨンの軍勢に対して門を閉ざし、13世紀には自治権を獲得したらしい。その13世紀に中世の街ペルージュが職人の街として栄えたらしい。
中世の街ペルージュの石の塔西暦1355年にサヴォワ公はフランス王ジャン2世からペルージュを買い取っている。百年戦争中のジャン2世は、イングランドと戦う為にお金が必要だったんだ。でも、そうやって調達したお金で戦った挙句に捕虜になり、フランス王ジャン2世は敵地ロンドンで亡くなったんだけどね。お金が調達できなかった方が良かったのかも。ともかくサヴォワ公が買い取ったペルージュ。でも、それ以後もペルージュはフランスに帰属したり、サヴォワ公家に帰属したり、行ったり来たりだったらしい。ちなみに、同じく14世紀にサヴォワ公家が獲得したニースもフランスとの間に争奪戦が続いたんだ。
上の画像はペルージュの家々を見下ろす石積みの塔なんだけど、この塔にもフランス王やサヴォワ公の守備兵が配置されたりしたんだろうね。
中世の街ペルージュで撮影された映画「三銃士」そんな中世の街ペルージュは、繊維関係の職人の多い街だった。ところがリヨンで繊維産業が発展し、対照的にペルージュの街はさびれていった。最盛期には1500人ほどいた人口も、19世紀には80人にまで減ってしまった。おかげで、中世の街がそのまま残されたというわけだ。
そんなわけで上の画像のような中世の街並みが残るペルージュでは、日本で言えば時代劇のような映画の撮影が行われたんだ。その代表が20世紀初頭に撮影された映画「三銃士」(アレクサンドル・デュマ・ペールの小説「三銃士」に基づく)だったらしい。
中世の街ペルージュでランチ中世の街ペルージュを歩き、お腹が空いた。ちょいと遅いランチにしよう。というわけで、レストランの前のテーブルの椅子に腰を下ろした。
食べた料理はオムレツと鴨のコンフィとジャガイモのグラタン。名のあるレストランでの食事に飽きた時には、田舎の料理が有り難いね。ちなみに、飲み物はセルドン。後で調べてわかったんだけど、フランス南東部の山間部で作られている微発泡性のロゼ・ワインなんだそうな。初めて飲んだセルドンが非常に美味かった。
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