岩山の上のレ・ボー・ド・プロヴァンスの城跡10世紀から14世紀にかけて、このあたりのおおくの街や村を支配していたのが、レ・ボーの支配者ボー一族という貴族だった。その貴族の居城が、レ・ボー・ド・プロヴァンスの岩山の上にあったんだ。下の画像に見える城跡がそれだね。
レ・ボー・ド・プロヴァンスの領主ボー一族は、プロヴァンス伯と対抗し、他方でフランス王家にも臣従せず、独立の勢力を保っていたらしい。その宮廷には、多くの吟遊詩人 トゥルバドゥールが集まっていたんだそうな。
レ・ボーの岩山からの眺めこのレ・ボー・ド・プロヴァンスの岩山は海抜 280メートルなんだそうな。その岩山の上の城跡のちょいと下には中世の面影を残す街がある。
そのレ・ボーの街のサン・ヴァンサン広場のテラスからの眺めが上の画像なんだ。画家マルク・シャガールが愛したゴルドの村や岩山の上の鷲の巣村エズからの眺めも素晴らしいけど、いやいやレ・ボーからの眺めも負けてないよね。
レ・ボーの街のサン・ヴァンサン教会テラスからの眺めが素晴らしいサン・ヴァンサン広場の一角にあるサン・ヴァンサン教会(下の画像)は、10世紀に創建され、以後は何度も増改築が行われてきた教会なんだそうな。
外観はとっても簡素なんだけど、その中にはカラフルで可愛いステンド・グラスもある。上にも書いたけど、レ・ボー侯爵という爵位を継承してきたモナコ大公家が西暦1955年に寄進したステンド・グラスなんだそうな。(西暦1955年といえば、あのハリウッド女優グレース・ケリーがモナコ大公に嫁ぐ前の年だね。)
レ・ボーの街を歩いたそして下の画像はレ・ボーの街の通りなんだ。中世の面影を残すだけに、道は狭くて曲がりくねっているし、石畳はでこぼこで歩き難い。でも、それが魅力なんだよね。
このページにはとても書ききれないんだけど、レ・ボーの街には他にも色々と観光スポットがあるんだ。サントン人形を展示したサントン博物館、16世紀に建てられたマンヴィル館、17世紀のペニタン・ブラン礼拝堂などなど。歴史好きにはお薦めの街だよ。
All rights reserved このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。 このサイトの運営は、あちこち三昧株式会社が行います。
|