山の上から眺めたセナンク修道院次の目的地は、西暦1148年に設立されたセナンク修道院。下の画像は、セナンク修道院のある谷に向かって下っていく坂道の途中から眺めた様子なんだ。
このセナンク修道院は、中世のフランスなどヨーロッパ各地に多くの修道院が参加したシトー派修道会が設立したものなんだそうな。
ラヴェンダー畑に囲まれたセナンク修道院このセナンク修道院を設立したシトー派修道会は厳しい戒律で有名なんだそうな。例えば下着を身に着けることは禁止。衣類に用いる羊毛に染色を施すことは禁止。静寂を保つために会話はなるべく避けて手振りで意思の疎通を行うこと。そんな規律に従うセナンク修道院の内部には、殆ど装飾も無いんだ。但し、修道院の建物の中ではカメラが使用禁止になっているから、その様子をお見せできないんだけどね。
そんなセナンク修道院を彩るのが、周囲に広がる畑に咲くラヴェンダーの花 ・・・ なんだけど、今は4月だからね。さすがにラヴェンダーの花は咲いていない。ラヴェンダー畑に囲まれたセナンク修道院に来るならば、6月末から7月初旬のラヴェンダーの花の頃がいいよね。
岩山の上のゴルドの村セナンク修道院を出てニームに戻る。その途中で見かけたのが、下の画像にある岩山の上のゴルドの村だった。
このゴルドは、古代ケルト人の頃から続く長い歴史を持つ村だった。でも、8世紀に西ゴート王国を滅ぼしたイスラム教徒のサラセン人の襲撃によって荒廃したらしい。その後もプロヴァンス伯とフランス王との戦いに巻き込まれるなどで波乱の歴史が続いたんだそうな。
もう一つの旅行記「夏のプロヴァンス」このページに書いたセナンク修道院にしてもラヴェンダーの花の季節をはずしていたし、岩山の上の村ゴルドにしてもゆっくりと歩く時間は無かった。というわけで、是非とも再びプロヴァンスに来たいと思っていたんだ。そんな思いを満足させてくれたプロヴァンスの初夏の旅について書いたのが、旅行記「夏のプロヴァンス」なんだ。満開のラヴェンダーの花に囲まれたセナンク修道院も、のんびり散策したゴルドの村も登場する。そちらの方が参考になるかも。天気に恵まれて青空が広がっていたし。
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