東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「アルザスとストラスブール (フランス)」

01. ストラスブールに到着 (フランス東部アルザス地方)

ロンドン・シティ空港からアルザス地方のストラスブール

この旅に出た頃の私は、イギリスの首都ロンドンにある金融街シティ(下の画像はその中心部の風景なんだけど、画像の左手に見えているのはイングランド銀行)のオフィスで働いていた。というわけで、この旅の話はロンドンから始まるわけだ。

イギリスの首都ロンドンの金融街シティの風景

ある日の金曜日、ロンドンのオフィスに家内がやって来たのが夕方の16時40分だった。上司と同僚に挨拶をして応接室でしばし待つ。17時ちょうどに手配をしておいた車が到着。今朝の出勤時に持ってきたスーツケースを積み込み、家内と車に乗り込んだ。

夕方の渋滞の時間にもかかわらず、30分ほどで到着したのがロンドン・シティ空港。ロンドンの空港といえば、パディントン駅からヒースロー・エクスプレスに乗って行くヒースロー空港が一般的かな。次いでガトウィック空港だね。でも、このロンドン・シティ空港も実は便利が良い。

このロンドン・シティ空港は金融街シティの南東、テムズ川の南の川岸にある。とっても小さな空港で滑走路も短いから、離着陸するのはプロペラ機が多いのかな。発着するのはイギリス国内線の便とイギリスの周辺諸国に飛ぶ短距離国際線の便だけなんだ。

フライトの行き先は限られているし、発着する飛行機も小さいけれども、なんといってもロンドン中心部に近い点がとっても便利だよね。但し、ヒースロー空港と比べれば免税店なんて雑貨屋さん程度だけどね。でも、小さなレストランはある。その店で大好きなイングリッシュ・ブレックファストを食べ、ビールを飲んで飛行機に向かう。(イングリッシュ・ブレックファストとは言うけれども、朝でも昼でも夜でも食べることが出来るのが普通。)

フランス東部アルザス地方の街ストラスブールのホテルに入った

ロンドン・シティ空港の離陸予定時間は19時だった。でも、実際に離陸できたのは20時半。1時間ほどでフランス東部アルザス地方の中心都市ストラスブールの空港に着陸した。

イギリス時間で21時半。フランス時間に時計を進めて22時半。夜のストラスブール空港は旅客の姿もスタッフの姿もまばらだった。間もなくターンテーブルに出てきたスーツケースを転がし、ストラスブール空港前でタクシーに乗り込んだのが23時かな。

フランス東部アルザス地方にあるストラスブールで泊まったホテルの正面

空港から15分ほどでストラスブール市内のホテル(上の画像は翌日夕方に撮影したホテルの正面の様子)に到着した。中世のストラスブールの中心となる大聖堂の近くの橋のたもとにあるホテルだし、昔は巡礼や商人たちが泊まった宿だったかもしれないね。

ストラスブールのホテルの部屋

ホテルの部屋(下の画像)に落ち着いたところで23時半を過ぎている。荷物の整理を済ませ、冷蔵庫から飲み物を取り出す。

フランス東部アルザス地方にあるストラスブールで泊まったホテルの部屋

冷えたビールでも飲みたいところだけど、明日から予定しているアルザス地方での暴飲暴食の為に、今夜はガマンしておこう。胃腸と肝臓の調子を整えて、明日からは飲んで食べるんだ。

今回のアルザス地方の旅の概略

というわけで、今回の旅の計画なんだけど、今度の月曜日がイギリスは休日で三連休となる。というわけで、今日の金曜日の夜からストラスブールに入り、三泊四日でフランス東部アルザス地方を見てまわるつもり。

フランス東部アルザス地方略図

三泊全て宿泊はアルザス地方の中心都市ストラスブールにあるこのホテルの予定。ストラスブールから鉄道を利用してアルザス地方南部のコルマール(ワイン取引の中心だった)やリクヴィール(歴史あるワイン村)へ足を伸ばすつもり。ついでに、アルザス地方ではないんだけど、ロレーヌ地方にあるナンシーにも行きたいと考えている。というわけで明日から忙しいから、今夜はもう眠っちゃおう。明日は良い天気になりますように。

余談を一つ。私たちはロンドン・シティ空港から飛行機でストラスブールへ来たんだけど、西暦2007年にはフランスの首都パリからストラスブールへの直行のTGVが走り始めたらしい。TGVに乗ればパリからストラスブールまで2時間半ほどなんだそうな。


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