東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

春のイングランド南部の旅(イギリス)

11. 中世の港町ライ

中世の港町ライ

ドーバー城から西へ向かって車を走らせる。やがて、小山の斜面に広がるライの街に到着。麓の駐車場に車を停めて、歩いて街に入る。小さなライの街には、一般の車は入ることが出来ないんだ。

ガイド・ブックによれば、ライはイギリスでも最も美しい街の一つなんだそうな。もっとも、「イギリスで最も美しい」と言われる街とか村はかなり多いんだけどね。

ちなみに、このライの街は、14世紀頃に栄えた港町だった。といっても、今はライの街から海まで 2マイル( 3km)以上ある。数百年の間に海が後退しちゃったらしい。「陸に上がったカッパ」ではなく、「陸に上がった港町」 ・・・ 演歌にもならんな。

中世の港町ライの目抜き通りは石畳のマーメイド・ストリート

中世の港町ライにある石畳のマーメイド・ストリート(イギリス) そんな中世の港町ライの中心となる目抜き通りは、右の画像にあるマーメイド・ストリート。石畳の道が素敵でしょ。

でも、この石畳に敷いてある石が平らじゃなくて丸い。だから、とっても歩き難いんだ。この通りを歩くならば、ハイヒールはお薦めしないね。

ガイド・ブックの表現によれば、アンティークのようなとされるライの街。そんなライに多いのがアンティーク屋さんなんだ。

その中の一軒の店の中に入り、アンティークを眺める。お、ちょいと珍しいチェス・セットがある。気に入った。買おう ・・・ と思ったら、数百ポンド(数万円)という値札が付いている。

アンティークを評価する目があるとは思えない私ではあるけれども、なんとなく観光地価格のような気がして、買うのを諦めたよ。

中世の港町ライに残る中世の旅籠マーメイド・イン

中世の港町ライの目抜き通りマーメイド・ストリートにある人気のスポットが、下の画像にある中世の旅籠マーメイド・インなんだ。

中世の港町ライにある石畳のマーメイド・ストリートに面した旅籠マーメイド・イン(イギリス)

この旅籠の建物が完成したのが、西暦1420年のことなんだそうな。但し、旅籠の営業が始まったのは12世紀らしいけどね。この旅籠が新装開店した頃、ここの常連になっていたのが、ホークハースト・ギャングという海賊たちだったらしい。また、イングランド女王エリザベス1世もここに泊まったことがあるんだそうな。

そんな歴史ある旅籠マーメイド・インは、今でもホテルを営業している。その中のレストランで食事をするつもりだったが、残念ながら満席だった。しかも、食事の時間は終わりだそうだ。しかたがないね。近くの店のフィッシュ・アンド・チップスでお昼にしよう。


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