海辺のリゾート地 ブライトンの砂浜とパレス・ピア中世の港町ライから西に走り、やがてブライトンの街に到着した。すぐ目の前が砂浜という海辺のホテルにチェック・インをして、部屋でひと休み。なんせ昨日の朝、ロンドンを出て、リーズ城、チラム、カンタベリー、ディール城、ドーバー城、ライとかなり忙しく見て歩いて来たから、ちょいと疲れちゃったよね。
でも、すぐに部屋を出て、ホテルの目の前の海岸(上の画像)を散歩。赤い砂利に覆われた浜が、はるか彼方まで続いている。そして長い桟橋は、西暦1899年に築かれたというパレス・ピアだ。上の画像の中で、海岸から遠くまで伸びているのがパレス・ピア。
海辺のリゾート地 ブライトンかつて、ここはひなびた漁村だったらしい。しかし、西暦1750年にはブライトン近くの医者のラッセル博士が、「海は病気の治療に有効だ」と主張し、海水から作った薬を患者の治療に使い始めたらしい。そして、ブライトンは海辺のリゾートとして発展を始めたという話。それから数年後の西暦1755年のことなんだけど、ポルトガルを襲ったリスボン地震では数万人の人々が亡くなったらしい。リスボンでは津波だけでも1万人もの人々が落命したんだそうな。その津波はイギリスやアイルランドを越え、北欧にまで到達したとか。このブライトンの海辺は大丈夫だったのかな。 その後、西暦1784年にイギリス王家の王子様(後のイギリス王ジョージ4世)が離宮(有名なロイヤル・パビリオン)をブライトンに建てた。王子様は上に書いた博士の主張を知って、このブライトンの海辺に来たんだそうな。それ以後、ブライトンにはイギリスの上流階級の多くの人々が来るようになったらしい。 更には、西暦1841年にはロンドンからブライトンまで列車で来ることもできるようになった。更に多くの人々がブライトンに来ることになる。そして、西暦1899年には上の画像にあるパレス・ピアも築かれたわけだ。
ブライトンでのんびりでも、私たちはブライトンの観光もせずに、海辺をブラブラと歩く。ブライトンにはいくつかの観光名所がある。王子様の宮殿ロイヤル・パビリオンや水族館・博物館、アンティーク屋さんやカフェの多い繁華街 ザ・レーンズ。でもね、せっかくの青空なんだから、目の前に広がる海辺をブラブラしなきゃもったいないよね。
そして日が暮れる。再び暗くなった海辺を散歩。そして上の画像は夜の闇に浮かび上がるパレス・ピア。パレス・ピアには遊園地があるんだ。その遊園地で楽しむ人々の歓声が聞こえていたよ。 ブライトンのザ・レーンズのレストランでディナー夕食はブライトンの中でも多くのレストランやカフェが集まるザ・レーンズにあるレストランへ。海辺の街だけあって、フィッシュ・スープがとっても美味かったね。でも、その店のサービスは気に入らない。サーブがとっても遅い上に、全く行き届いていない。ところが、請求書には 15%のサービス料が計算されている。全く気にくわんな。 というわけで、店のマネージャーを呼ぶ。「料理はとっても気に入った。しかし、サービスには満足していないから、サービス料を払うつもりはないよ。」と告げ、料理とワインの代金だけを払って店を出た。 イギリスのレストランなどでサービスに納得がいかなければ、サービス料を払う方がおかしい。というのは、ロンドンの勤務先のイギリス人の同僚に教えられたこと。もっともなことだよね。でも、もしサービスに満足がいったならば、請求されなくてもサービス料を払えばいいわけだ。
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