東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

コーンウォール と デヴォン
(イギリス、1995年8月)


1995年8月26日(土)
04. セント・マイケルズ・マウント遠望(コーンウォール)

さて、旅も二日目だ。有り難いことに天気は最高。

デヴォンの森の丘の上の散歩道(チャグフォード) せっかくだから、もう一度ホテルの敷地を散歩してから出発することにしようよ。

というわけで、今朝は丘の上の日当たりの良い小路をのんびりと散歩。

夏の最後の連休は大渋滞

今日の目的地までは、ほんの2時間ほどの距離だから、散歩の後はゆっくりとお茶を飲み、のんびりと出発 ... 。

... したのがいけなかった !! コーンウォールを西に向かう幹線道路 A 30 は大渋滞。私は昨日は有給休暇を取ってロンドンを出発したんだけど、月曜日はイギリスの休日ということで、今日から全国的に三連休なんだ。

夏の終わりの三連休、しかも天気は最高。となれば誰だって遠出したくなるよねえ。その結果、普段は時速 60-70 マイル程度(約 100 km/h 前後)で走る幹線道路 A 30 も、今日は平均時速 6-7 マイル(約 10 km/h)。ま、歩くよりは早いのがせめてもの救いかな。

ところが、こうなるとツライのが天気の良さ。直射日光を浴び続ける車の中の気温は急上昇。日本と比べて涼しいイギリスでは、冷房の無い車は珍しくない。もちろん、我が愛車にもエアコンはない。車内は蒸し風呂地獄だね。




セント・マイケルズ・マウント遠望(コーンウォール)

大渋滞の中で時間と体力とガソリンを浪費しながらも、目的地まで約 10 マイル(約 16 km)まで接近。ペンザンスの街の近くの丘の上から、遠くにセント・マイケルズ・マウントの島(下の画像)が見えた。

セント・マイケルズ・マウント遠望(コーンウォール)

路肩に車を停めて記念写真。あの島にも行ってみたかったんだよね。今回は時間が無いんだけど ... 。

セント・マイケルズ・マウント

  • 「セント・マイケルズ・マウント」、日本語ならば「聖ミハエルの山(島)」、フランス語では「モン・サン・ミシェル」。

    そう、ノルマンディーとブルターニュの境界近くにあるモン・サン・ミシェル(フランス)のイギリス版が、このセント・マイケルズ・マウントなんだ。

  • フランスのモン・サン・ミシェルと同じく、イギリスのセント・マイケルズ・マウントの島にも、修道院などが建てられている。

    但し、フランスの兄貴分とは違って、いつでも島に渡ることが出来るわけじゃ無いんだ。潮が引いた時にだけコーンウォールと陸続きになり、石畳の道を歩いて島へ渡ることが出来るんだって。

  • イギリスのセント・マイケルズ・マウントに関しては、アーサー王に関する伝説もある。この島がアーサー王が傷を癒したアヴァロン島だという話なんだ。(アーサー王の伝説に関しては、後のページで詳しく書くけどね。)

聖ミカエル

セント・マイケルズ・マウント ・・・ つまりは、聖ミカエルの島(山)。聖ミカエルは大天使なんだけど、イタリア首都ローマヴァティカンにあるサンタンジェロ城の上にも、聖ミカエルの像があるよ。

【参考】ホテル検索


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