ロンドン市内からセント・オバンスロンドンの中心部ユーストン駅で地下鉄からBR(英国国鉄)の列車に乗り換え、北に向かうこと約 15分ほどでセント・オバンスの街に来ることが出来るんだ。私の大好きな街。家内もこの街が好きだし、私の両親もお気に入りだった。
セント・オバンス大聖堂セント・オバンスの街はずれ、緑の芝生の丘の上に立つのは、古代ローマ帝国時代以来の歴史を誇るセント・オバンス大聖堂。
古代ローマ帝国がキリスト教徒を迫害していた時代に殉教者となった聖アルバン(セント・オバンス)にゆかりの大聖堂だね。(古代ローマ帝国では皇帝コンスタンティヌスによるミラノ勅令が出るまではキリスト教徒は迫害されていたんだ。) セント・オバンスにある水鳥の遊ぶ公園続いてのお勧めは、水鳥が遊ぶ公園。
上の画像は冬の様子なんだ。もちろんイギリス人は、真冬でも赤ちゃんを連れて散歩する。これぞイギリス人だね。でも、もっと暖かくなって青空の広がる季節になるとこの公園はもっと美しいんだけどね。 セント・オバンスのワッフル・ハウス上の画像にあるセント・オバンスの水鳥の遊ぶ公園の近くに、もう一つのお勧めのポイントがある。最高のワッフルを食べさせる店なんだ。その店の名前と住所が下記の通り。
フルーツのジャムとアイス・クリームを乗せたワッフル、ピザみたいにチーズを乗せて仕上げたワッフル、ハムや野菜を乗せて食事の替わりにもなるワッフル ・・・ などなど色々なワッフルがある。
しかし、私がお勧めしたいのは、シンプルに煮込んだ野菜のスープと飾り気無くバターを添えただけのワッフル(上の画像)。
ばら戦争の戦場となったセント・オバンス西暦1455年、このセント・オバンスで戦いがあった。戦ったのは、ランカスター家のイングランド王ヘンリー6世の軍とヨーク家の第3代ヨーク公リチャードの軍。この戦いはヨーク公が勝ち、ヘンリー6世が捕われている。ばら戦争はこうして始まったんだけど、これから30年ほども続くんだ。その間に上に書いた戦いに勝ったヨーク公リチャード・プランタジネットは戦死してヨークの市壁の城門に首が吊るされている。他方のイングランド王ヘンリー6世はテムズ川のほとりのロンドン塔に幽閉されて亡くなっている。 そんなこんなで多くの戦いがあり、人々の浮き沈みがあり、結局のところ何かを得たのはヘンリー8世の父のヘンリー7世(ヘンリー・テューダー)と、多くの作品の題材を得たシェイクスピアだけだったみたいだね。
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