東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

エーゲ海の旅 
サントリーニ島・ロードス島・クレタ島
(ギリシア)  1998年9月


1998年09月29日
13. 騎士団の港(ロードス島)

塩野七生氏の「ロードス島攻防記」。私がその本を読んだのは、何年前のことだったか。ともかく、その本は私に強烈な印象を与えた。それ以後、聖ヨハネ騎士団に関して興味を持ちつづけることになったのだ。

その結果、こうしてロードス島にも来ることになり、またキプロスマルタにも出かけることになったわけだ。

その聖ヨハネ騎士団の歴史が最も濃厚に刻まれているのは、このロードス島の最北端の街ロードス市だ。聖ヨハネ騎士団はロードス市に本拠を置いていた。

12 時過ぎにタクシーに乗り、ホテルからロードス市の旧市街に向かう。タクシーの所要時間は10分、料金は 800 ドラクマ ( 350 円)。

太陽神ヘリオスの巨像

まずはロードス旧市街のはずれにあるマンダラキ港を歩く。かつて聖ヨハネ騎士団の時代には軍港として使われていた港だ。その突堤の先端には、鹿の像(下の画像)が立っている。

ロードスの港

かつて、ここには太陽神ヘリオスの巨像が立っていたと言われている。古代ギリシアの数学者フィロンによる「世界の七不思議」の一つとされた巨像だ。しかし、紀元前 3 世紀の大地震により倒壊してしまった。




中世の商港を囲む城壁

風車の並ぶ防波堤の上を歩き、ロードス旧市街にあるもう一つの港に行く。

ロードスの城壁

ヘリオスの巨像のあった港がガレー船のための軍港であったのに対し、こちらの港は商船のためのものだった。

ロードス旧市街の城壁(上の画像)が商港を取り囲んでいる。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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