パブのカウンターで注文ギネス・ビールとジェイムソンについて学んだところで、ダブリンの街角のパブに入ることにしよう。
店内に入り、まずはカウンターへ行く。スタッフが注文を聞いてくれるから、「ア パイント・オブ・ギネス、プリーズ」と言えばよい。ちなみに、ギネスがいやならば、ラガーでも良いし、ビターでもエールでも、あるいはジェイムソンでも良いんだけどね。そのカウンターで代金を支払い、グラスを受け取る。ついでながら、イギリスの首都ロンドンでもパブは多いけど、基本的なやり取りは同じだ。
パブで飲むカウンターで飲み物を受け取ったら、その場で立ち呑みをしてもよいし、空いているテーブルの椅子に腰掛けても良い。
一人旅ならば周囲を眺めながら静かにグラスをかたむけるも良いし、仲間と一緒ならばおしゃべりを楽しみながら飲むも良し。でも、ひょっとすると近くで飲んでいる人が声をかけてくるかもしれないね。知らない人(地元の人かもしれないし、旅行者かもしれない)と会話をしながら飲むのも旅の楽しみだよね。
パブの外で飲むも良し必ずしも店の中で飲むことにこだわらなくても良いんだ。例えば下の画像のように店の外で飲むも良し。
ちなみに、上の画像はサッカーやラグビーの試合が開催されるダブリン市内のアビバ・スタジアムの近くのパブなんだけど、試合のある日はパブの前で多くの人々がグラスを傾けることになる。店内に入って注文をする為にカウンターに近づくことさえ大変だったりするけどね。
パブの多いテンプル・バー地区アイルランドのどんな田舎へ行ってもパブの一つや二つはある。ましてや首都ダブリンならば、パブのない街角は無い。でも、特にパブが多いのが、下の画像にあるテンプル・バー地区なんだそうな。(テンプル・バー地区では映画や舞台も楽しめる。)
ところで、テンプル・バー地区の「バー」なんだけど、パブが多いという意味じゃないんだそうな。ここでいう「バー」は「川岸の道」を意味するらしい。ついでに、「テンプル」とはこのあたりの土地の所有者だった一族の名。元々この土地は修道院が所有していた。でも、あの悪名高いイングランド王ヘンリー8世が修道院を解体し、やがてテンプル家がこの土地を所有するに至ったらしい。
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